配当金領収証を紛失・期限切れしたら?受け取り手続きと連絡先を解説

配当金領収証を紛失した、払渡期間が過ぎたという場合でも、配当金を受け取れる可能性があります。ただし、郵便局や銀行の窓口へそのまま持って行けばよいとは限りません。
最初に確認すること
- 払渡期間内なら、領収証に記載された取扱窓口と本人確認書類を確認する
- 期限切れなら、発行会社の株主名簿管理人へ連絡する
- 紛失・未着なら、支払済みか確認するため再発行元へ連絡する
- 除斥期間を過ぎると受け取れない場合があるため、古い領収証ほど早く確認する
- SBI証券など証券会社で株を買っていても、手続き先は証券会社ではない場合がある
状況別の連絡先と手続き
| 状況 | 最初にすること | 主な連絡先 |
|---|---|---|
| 払渡期間内 | 領収証の表裏と必要書類を確認 | 領収証記載のゆうちょ銀行・郵便局等 |
| 払渡期間を過ぎた | 除斥期間内か確認 | 発行会社の株主名簿管理人 |
| 領収証を紛失した | 未払いか支払済みか照会 | 株主名簿管理人の証券代行部 |
| 領収証が届かない | 発送時期と登録住所を確認 | 発行会社IR・株主名簿管理人 |
| 株主本人が亡くなった | 相続人と必要書類を確認 | 株主名簿管理人の相続窓口 |
配当金の支払可能期間、必要書類、振込方法は発行会社と株主名簿管理人によって異なります。「期限切れでも必ず受け取れる」とは限りません。
配当金領収証とは
配当金領収証方式は、発行会社から郵送された領収証をゆうちょ銀行や郵便局等の窓口へ持参し、配当金を受け取る方法です。受け取りの都度、紙の領収証と窓口手続きが必要になるため、紛失や受取忘れが起きやすい方法でもあります。
現在は、証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」や、銀行口座で受け取る「登録配当金受領口座方式」も利用できます。配当金の4つの受取方法は、株の配当金の受け取り方法で比較しています。
払渡期間内なら窓口で受け取る
- 払渡期間
領収証表面の開始日・終了日を確認します。 - 取扱窓口
すべての銀行で扱うとは限りません。 - 受領欄
署名または押印の指定を確認します。 - 本人確認書類
金額や窓口によって提示を求められる場合があります。 - 株主名義
本人以外や相続後の手続きでは追加書類が必要です。
領収証の記載と異なる窓口へ行くと受け取れないことがあります。特に高額、法人名義、代理人による受け取りでは、事前に取扱金融機関へ確認してください。
払渡期間を過ぎた場合
払渡期間を過ぎた領収証は、発行会社所定の除斥期間内であれば、株主名義の銀行口座への振込などで受け取れる場合があります。
- 発行会社のIRサイトで「株主メモ」を探す
株主名簿管理人と連絡先を確認します。 - 株主名簿管理人のFAQを確認
期限切れ領収証の郵送・店頭手続きがあるか確認します。 - 領収証へ必要事項を記入
受領欄、振込先、署名・押印などを確認します。 - 指定先へ送付
記録が必要なら追跡できる方法を検討し、控えを残します。
たとえば、みずほ信託銀行では、同行の取扱銘柄で発行会社所定の除斥期間内であれば、期限切れの配当金領収証へ必要事項を記入して郵送し、指定口座へ振り込める場合があると案内しています。
「払渡期間」と「配当金を請求できる最終期限」は同じとは限りません。領収証に書かれた窓口取扱期間が終わっても、会社所定の期間内なら別手続きで受け取れる場合があります。
配当金領収証を紛失した場合
紛失した場合は、発行会社の株主名簿管理人へ連絡します。再発行または未払配当金の支払手続きへ進む前に、二重払いを防ぐため「すでに換金されていないか」の確認が行われることがあります。
| 準備するとよい情報 | 例 |
|---|---|
| 発行会社 | 会社名・証券コード |
| 株主情報 | 氏名、住所、株主番号 |
| 対象配当 | 決算期、支払開始日、概算金額 |
| 保有口座 | 証券会社名、特別口座の有無 |
| 本人確認 | 運転免許証等、必要に応じて印鑑 |
領収証が届いていない場合は、登録住所が古い、郵便物が転送されていない、相続前の名義で発送されたなどの可能性もあります。住所変更は証券会社だけでなく、特別口座の管理先にも必要な場合があります。
「SBI証券で買った株」の場合はどこへ連絡する?
SBI証券などの証券会社で株を購入していても、紙の配当金領収証を発行し、未払配当金を管理するのは発行会社や株主名簿管理人です。まず領収証、配当金計算書、発行会社の株主メモを確認してください。
今後の受取忘れを防ぐ方法
| 受取方式 | 受取先 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 株式数比例配分方式 | 各証券会社の口座 | NISAの国内株配当を非課税で受け取りたい人 | 特別口座があると選べない場合がある |
| 登録配当金受領口座方式 | 指定した1つの銀行口座 | 配当を銀行口座へまとめたい人 | NISAの配当非課税条件に注意 |
| 個別銘柄指定方式 | 銘柄ごとに指定した銀行口座 | 銘柄ごとに受取先を分けたい人 | 変更・管理の手間がある |
| 配当金領収証方式 | 窓口 | 紙で受け取りたい人 | 紛失・期限切れ・来店の手間 |
NISA口座で保有する国内上場株式の配当金を非課税で受け取るには、原則として株式数比例配分方式を選ぶ必要があります。受取方式を変更する前に、特別口座や複数証券会社への影響も確認してください。
よくある質問
期限切れの配当金領収証は郵便局で受け取れますか?
払渡期間を過ぎると、領収証記載の窓口では受け取れないのが通常です。発行会社の株主名簿管理人へ確認してください。
期限切れでも必ず振り込んでもらえますか?
必ずではありません。発行会社所定の除斥期間を過ぎている場合などは受け取れない可能性があります。
紛失した領収証を再発行できますか?
株主名簿管理人の確認後、再発行や未払配当金の支払手続きが案内される場合があります。手続きは会社ごとに異なります。
配当金計算書と配当金領収証は同じですか?
別の書類です。配当金計算書は金額や税額等を知らせる書類、配当金領収証は窓口で配当金を受け取るための書類です。
今後は紙の領収証を止められますか?
証券会社を通じて、株式数比例配分方式や登録配当金受領口座方式へ変更できます。反映時期を確認し、次回配当に間に合うよう手続きしてください。
まとめ
古い配当金領収証を見つけたら、受け取れるか自己判断せず、発行会社の株主メモから株主名簿管理人を確認してください。時間が経つほど確認に時間がかかり、除斥期間を過ぎる可能性もあるため、早めに手続きを進めましょう。
























