株式投資をしている方で、自分の投資の結果がどうだったのかを後から振り返りたいという方も多いと思います。売買のタイミングは適切だったのか?もっと持っておいた方がよかったのか?もっと早くロスカットすべきだったのか?など。
そんな自分の株式投資を振り替えることができるツールとしてNTTドコモ連携しと株式会社テコテックが開発した無料ツールが“マイトレード”というアプリです。
株式の個別銘柄を管理でき、その投資状況の確認だけでなく過去の取引の結果や履歴までチェックできます。さらに、そのデータを複数の証券会社と連携も可能です。基本無料で利用できるアプリとなっており、おすすめです。
マイトレードの使い方と活用方法
まずは、登録が必要になります。
「公式サイト」からアクセスして、スマートフォンにアプリをインストールします。
その上で、アプリ上から、登録したい証券会社のログイン情報を記録します。するとアプリ側が登録した証券会社にアクセスしてあなたのポートフォリオ情報、取引履歴などを収集してくれます。
無料プランの場合、3証券会社まで連携可能です。登録可能な証券会社は以下のとおりです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 岡三オンライン証券
- GMOクリック証券
- 松井証券
- 野村ネット&コール
マイトレードでは何ができるのか?
以下はマイトレードで利用可能な無料プランでできることです。
- 日々の売買の自動集計
- 3証券会社までの口座登録
- 取引履歴1年分の200件までの管理
- 直近1年間の資産推移
- 分析レポート
より内容をみていきましょう。
1)資産状況の推移
保有資産がどの程度なのか?どのように推移しているのかを確認できます。資産推移は日別、週別、月別で管理することができます。複数の証券会社を登録すればその合計値が表示されますので、直観的に自分の株資産の大きさや推移を知ることができます。
2)アセットアロケーション
資産配分ですね。こちらは保有株(個別株)のアセットアロケーションです。銘柄リストと、あなたの株式財産における保有株式の割合を表示してくれます。分散投資の度合いや、どの株式があなたの資産に影響を与えるのかを理解できます。
3)取引履歴
これはかなり秀逸です。過去の取引履歴をグラフィカルに確認できます。ちょっと恥ずかしいですけど、私の取引だと以下のようになっています。
これはある銘柄の売買が実際にどのように行われたかを示したものです。買ったタイミングと売ったタイミングをチャート上に示してくれます。画像には入れていませんが、買った株価や売った株価、いくら利益が出たかなども表示されます。
上記のトレード買ったタイミングは最高でしたが、売ったタイミングは若干早すぎましたね。一度下がって戻ってきたタイミングなのだから、上抜けすればオーバーシュートすることは想像できるわけでもう少し持っておくべきだった……と反省できそうです。
保有株を売った後って、その後のチェックがおざなりになることも多いと思いますが、マイトレードを利用していれば、その後……がどうなったのかをしっかりとチェックできます。
ちなみに同じ銘柄で複数取引しているような場合は上記の赤線も複数出てきます。
無料でここまでできる、秀逸なアプリ
ここまでの機能はすべて無料でできます。
デイトレーダーの方のように取引回数が非常に多い方は回数制限なしのBasicプラン(月額500円)もあります。
マイトレードは、ロボアド運用のようにシステムに運用を任せるのではなく、自分の投資観を元に株式投資する人をサポートするフィンテックアプリです。
インデックスファンドやロボアドに任せる運用もいいと思いますが、こうした相場観を元に取引するための使いやすいアプリが登場したのは大変すばらしいことだと思います。
ちなみに、夕方や週末にデータを収集するので、登録してすぐは情報量が少ないですが、1週間もたつといろいろな情報を様々な角度で分析できるようになります。ぜひともご活用ください。