ここでは、株式投資に役立つ証券会社を徹底的に比較していきます。株式投資や投資信託などの投資を始めるスタートは証券会社選びから。証券会社の利用に関する基本から、おすすめの証券会社の比較まで、証券会社に関するコンテンツをまとめていきます。
証券会社の選び方
主に証券会社を探すとき、選ぶときに役立つマネーマガジンの記事へのリンクです。
証券会社選びや口座開設の基礎知識
・証券会社を選ぶときは「手数料」が超重要
・大手証券会社を利用するメリットと注意点
・証券会社の特定口座と一般口座の違い
・日本版ISA(NISA)に関するまとめ
・証券会社が倒産したら預けている株や投資信託はどうなる?
・証券会社を変更する手続きの流れ(移管)
・iDeCoでおすすめの証券会社比較
証券会社の扱っている投資商品やサービス比較の記事
・ネット証券の貸株サービスのメリットとリスク
・IPO株投資におすすめの証券会社の選び方
・投資信託を運用する時に最も効率的な証券会社比較 投信ポイントは超重要
・一般信用取引で空売りができるネット証券の比較とまとめ
証券会社を手数料で比較
重要な手数料(株式売買手数料)で比較してみましょう。
手数料はすべて「税抜」です。注文方法は「成行注文」とします。
スタンダード(取引の都度発生する手数料)
まずは、一般的な取引の都度発生するタイプの手数料体系です。
10万円 | 30万円 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 487円 | 921円 |
楽天証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 487円 | 921円 |
マネックス証券 | 100円 | 250円 | 450円 | 1,000円 | 3,000円 |
auカブコム証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 990円 | 3,690円 |
GMOクリック証券 | 88円 | 241円 | 241円 | 435円 | 833円 |
松井証券 | 設定なし | ||||
岡三オンライン証券 | 99円 | 350円 | 350円 | 600円 | 1,500円 |
ライブスター証券 | 80円 | 180円 | 340円 | 600円 | 600円 |
DMM株 | 80円 | 180円 | 340円 | 600円 | 600円 |
野村証券 | 139円 | 300円 | 477円 | 953円 | 2,857円 |
大和証券 | 1,000円 | 1,000円 | 1,725円 | 3,450円 | 8,729円 |
SMBC日興証券 | 125円 | 250円 | 400円 | 800円 | 2,000円 |
※手数料調査日:2018年8月24日、上記は税別です。
ネット証券大手から比較
ネット証券におけるいわゆる大手証券です。初めてのネット株取引というのであれば下記の証券会社から一社を選んでおけば問題ないかと思われます。とはいってもそれぞれの特徴も知りたいでしょうから、まとめておきます。
- SBI証券(バランス型・万能型)
どこか一つ証券会社に口座を作りたいというのであれば確実にお勧めなのが、SBI証券です。投資商品の取扱数や手数料、サービス内容等を総合的見て、全く隙のない証券会社となっています。
サービス面も充実しており「貸株サービス」「投資信託ポイントサービス」「IPOチャレンジポイント」「夜間取引(PTS取引)」のように他社よりも一歩進んだサービスを提供しています。 - 楽天証券(トレードツールが人気)
楽天証券はトレードツールに定評があります。マーケットスピードという無料で使える取引ツールは使い勝手の高さや手に入れられる情報の充実ぶりなどを鑑みても非常に魅力的です。日経テレコンなどの情報ツールが無料で利用できるというのもうれしいです。 - マネックス証券(バランス型。米国株投資に強み)
国内株の取引手数料で見ると、ネット証券大手の中ではやや高めとなります。その一方で米国株取引に関しては取扱銘柄数や手数料の面でも他ネット証券を圧倒しています。この他、人気の高いIPOの受付件数も多いことなどで人気を集めています。 - auカブコム証券(大手の安心感。三菱東京UFJ銀行グループ。投信充実)
MUFGのネット証券です。大手ネット証券の中ではやや手数料は高めの部類に入ります。
一方で、サービス面は充実しており、SBI証券と同様の貸株、投資信託保有ポイントサービス、一般信用を使った空売りサービスなどの投資関連サービスはかなり充実しています。大手金融グループという立場もあってか、IPOの取り扱いも多くこちらも方面でも人気です。 - ライブスター証券(大手ではないが、コスト重視の投資家は外せない)
ライブスター証券は規模的に言えば、大手ネット証券には含まれませんが、手数料重視という方にとっては外せないネット証券なのでこちらで紹介します。口座開設から2か月は手数料無料で、その後の株式手数料もネット証券の中でも最も安い部類にあたります。
1日に何度も売買するような株投資をする方にとって非常にお勧めです。 - 岡三オンライン証券(信用取引のコストに強み)
特に信用取引に強みのある証券会社となっています。手数料だけをみれば上記で紹介するライブスター証券がやはり安いのですが、岡三オンライン証券はトレードツールが高く評価されています。高頻度で売買するにあたってはやはりツールも重要だという方にお勧めです。 - 丸三証券(日経テレコンが使い放題なのがうれしい)
丸三証券は大手ではなく、準大手ネット証券にあたる証券会社です。口座開設から1か月間は手数料が完全無料。さらに加えてうれしいのが「日経テレコン」という情報サービスを口座開設したら無料で使えるという点です。同じことは「楽天証券」でも可能ですが、丸三証券は専用ソフトをインストールする必要がないのでその分、見やすいです。 - GMOクリック証券(手数料が安い。投資商品充実)
大手ネット証券の中では特に手数料やFXやCFD、先物・オプション取引などの方向に注力しています。そのため、どちらかといえば初心者~中級者ではなく、投資上級者向けの証券会社といえます。ある程度投資のことはわかっているという人向けといえます。 - 松井証券(ちょっと変わってる。株取引中心)
松井証券は大手ネット証券の中では少し変わっている証券会社です。日本で初めて一日定額制の手数料体系を導入した証券会社です。ただし、その後の手数料引き下げ競争が激化した中でも手数料水準をほとんど下げなかったことで、現在では大手ネット証券の中での手数料面でのメリットはほとんどなくなってしまいました。
総合大手証券会社から比較
総合大手証券会社は、原則としてあまりオススメしません。超大口なら話は別ですが、小口だと大手のメリットは活かせませんし手数料とかも高いです。IPO株(新規公開株)やPO株(公募株)のために口座だけを作っておくというのであればいいでしょうけど、メイン証券とするのはお勧めできません。
こちらもお読みください「大手証券会社を利用するメリットと注意点」
- SMBC日興証券(信用取引手数料が無料・IPO有利)
大手ネット証券の中では個人投資家向け(ネット投資家向け)のサービスも充実している証券会社です。IPOの配分がネット口座向けに完全抽選で配分されているなどの点もあり、近年ネット取引中心の個人投資家からも人気があります。 - 野村證券(業界のガリバー。支店数は多い。)
国内最大手の総合証券会社です。ネット取引専用の野村ネット&コールというサービスを個人投資家向けにも提供していますが、手数料等は高め。ネット&コールだと支店サービスは使えません。 - 大和証券
国内第2の大手総合証券です。ダイワのオンライントレードという形で個人投資家向けのサービスも提供しています。日経テレコンが利用できるのは強み。 - みずほ証券(法人口座に強い)
法人中心なので個人投資家にはあまり……
その他、証券会社の比較に役立つサイト
証券会社の選び方や実際の会社選びに役立つウェブサイトを紹介。
・証券会社比較ランキング
人気の証券会社を手数料や取り扱い商品、サービスなどで徹底的に比較・ランキング
・ネット証券会社比較ランキング
ネット証券会社の魅力や、それぞれの証券会社ごとのサービス内容等を比較。