住信SBIネット銀行は、住友信託銀行とSBIグループによる共同設立のネットバンクです。ネット証券最大手のSBI証券との連携サービスの他、振込や送金など自動化することもできます。
外貨預金を利用した海外での決済ができたり、米国株を購入することができる仕組み等のサービスの幅が広いです。
どこか一つのネットバンクに口座を作りたいというのであれば一番におすすめできる銀行です
住信SBIネット銀行の総合評価・口コミ
住信SBIネット銀行はネット銀行の中でもサービス面が最も充実した銀行と評価されている銀行です。
私はすべてのネットバンクに口座を持っていますが、どこか一つというのであれば住信SBIネット銀行がバランスもとれていてお得な銀行だと思います。
住信SBIネット銀行の基本スペック
住信SBIネット銀行の基本情報である金利や各種手数料などを紹介していきます。
預金金利
金利種別 | 預金金利 |
---|---|
普通預金 | 0.001% |
SBIハイブリッド預金 | 0.01% |
3ヵ月定期預金 | 0.30% |
6ヵ月定期預金 | 0.02% |
1年定期預金 | 0.20% |
3年定期預金 | 0.02% |
※2019年8月1日現在
預金金利はSBI証券の投資口座と連携したSBIハイブリッド預金が多少高く設定されていますが、GMOあおぞらネット銀行(0.11%)などと比較すると低めです。
定期預金金利についてはボーナス時期などにキャンペーンで高めの金利を設定することがありますが、それ以外のタイミングだと普通です。
各種手数料
振込手数料 | 154円(税込) 月1回~15回無料で利用できます |
---|---|
ATM手数料 | 108円(税込) 月2回~15回まで無料で利用できます |
無料利用回数は住信SBIネット銀行の利用状況などによって設定される「スマートプログラム」のランクによって増加します。
キャッシュカード・デビットカード
ミライノデビットというデビットカードを発行しています。VISAブランド、Mastercardブランドから選択することができます。後述しますが、外貨預金の残高(米ドル)で外貨決済が可能となっています。
- ミライノデビットVISA(0.6%)
- ミライノデビットMastercard(0.8%)
- ミライノデビットMatercarad PLATINUM(1.0%)
こちらの3種類となっています。ミライノデビットPLATINUMは年会費1万円+税が必要になりますが、他は年会費無料です。
()は決済時のポイント還元率です。これ考えるとミライノデビットMastercardが良さそうです。
住信SBIネット銀行のお得な活用方法。メリット、デメリットを分析
住信SBIネット銀行のお得な活用方法を紹介していきます。
- スマートプログラムの条件と特典
- 自動送金や自動入金などお金のやり取りがしやすい
- 各種取引でスマプロポイントも貯まる
- 外貨預金の手数料が安く、使い道も豊富
- SBI証券との連携サービス
幅広いサービスを提供しており紹介するのも大変です(笑)
スマートプログラムの条件と特典
住信SBIネット銀行では銀行の利用状況によってランク1~ランク4までの利用者のランク付けをするスマートプログラムというものが用意されています。
適用条件 | 特典 | |
---|---|---|
ランク1 | 無条件 | ATM手数料:2回無料 他行振込手数料:1回無料 |
ランク2 | ・30歳未満の方で預金が1000円以上 ・30歳以上の方で月末残高30万円以上 など |
ATM手数料:5回無料 他行振込手数料:3回無料 |
ランク3 | ・月末残高300万円以上 など | ATM手数料:7回無料 他行振込手数料:7回無料 |
ランク4 | ・住宅ローンの利用 ・外貨預金や仕組預金残高が300万円以上 ・外貨預金・仕組預金野残高が500万円以上 |
ATM手数料:15回無料 他行振込手数料:15回無料 毎月50ポイント付与 |
ランク2くらいまでは容易に達成できます。また、住信SBIネット銀行のクレジットカードである「ミライノカード」を保有すれば1ランク、「ミライノカードGOLD」を保有すれば2ランク自動的にアップします。
ランクアップの特典はATM無料と振込手数料無料の回数UPです。普通の利用であればランク2くらいを達成していればあまり困ることはないと思いますし、達成も容易です。
自動送金や自動入金などお金のやり取りがしやすい
住信SBIネット銀行は自動送金サービスや自動入金サービスといった入出金関係のサービスが用意されています。
定額自動入金サービスは別の銀行から毎月〇万円を入金するといったサービスで、自動送金サービスは予め指定した銀行に対して毎月一定額を送金するというサービスです。
自動入金や自動送金を活用すれば、住信SBIネット銀行に一度資金を集めて、その資金を数か所に自動で振り込みも可能です。
定額の支払いはもちろん、子どもや家族への仕送りなどにも活用できそうです。
各種取引でスマプロポイントも貯まる
住信SBIネット銀行ではスマプロポイントという独自のポイントプログラムを用意しています。
貯めたポイントは住信SBIネット銀行の口座に現金還元してもらえます。デビットカード(ミライノデビット)の利用でも貯まりますが、それ以外にも住信SBIネット銀行の各種取引でも貯まります。
- 給与・年金の受取・定額自動入金サービス利用:30ポイント
- 外貨預金・仕組み預金の月末残高300万円:100ポイント
- 外貨積立預金(1万円以上):10ポイント
- 純金積み立て(5,000円以上):10ポイント
- 口座振替(1件以上):5ポイント
- ミライノカード(JCB)を5万円以上利用:100ポイント
- スマートプログラム(ランク4)の特典:50ポイント
前述の定額自動入金サービスを使えば毎月30Pがもらえるといったようにお金(コスト)を掛けずにポイントを貯めていくことができます。
外貨預金の手数料が安く、使い道も豊富
住信SBIネット銀行は外貨預金の手数料が安いです。また、使い道もあるという点が大きいです。
外貨 | 為替手数料(1通貨単位の片道手数料) |
---|---|
米ドル | 4銭 |
ユーロ | 13銭 |
英ポンド | 28銭 |
豪ドル | 25銭 |
NZドル | 25銭 |
カナダドル | 15銭 |
スイスフラン | 28銭 |
南アフリカランド | 14銭 |
香港ドル | 5銭 |
手数料だけでいえば、GMOあおぞらネット銀行の方が安いのですが、住信SBIネット銀行は外貨預金(米ドル)の使い道があるという点が強みです。
- デビットカードで米ドルの外貨決済が可能
- SBI証券で米国株や海外ETFの買付にも使える
実際のところ、外貨預金を投資をしてみるのであれば、FX取引の方が圧倒的にコストも取引環境もいいです。住信SBIネット銀行なら外貨預金を投資や消費に使えるという点が最大の強みです。
SBI証券との連携サービス
住信SBIネット銀行はSBI証券と口座を連携できます。登録すれば、SBIハイブリッド預金に預金しているお金をSBI証券の株式等の買付に利用できます。
また、住信SBIネット銀行の外貨預金残高を利用して米国株、米国ETFなどを買うこともできます。
住信SBIネット銀行はどんな人に向いてる?
幅広くというか、向いていない人がいないネットバンクです。スペック的にもサービス的にも幅広くそろっているので、人を選ばない感じです。
住信SBIネット銀行に関する記事一覧
以下は、当ブログで住信SBIネット銀行について書いた記事の一覧です。住信SBIネット銀行のサービスや特徴、最新のニュースなどを知るのに役立つと思います。