LINE証券を徹底分析

LINE証券はLINEと野村HDが共同で設立した証券会社となります。LINEアプリ上で口座開設や取引が可能となっており、LINEを利用している人は手軽な手続きで投資を始めることができるようになっています。

証券会社として、できることは限られてはいるものの、株取引のハードルの高さを可能な限り低くしようとしていることがうかがえます。株投資経験者の方にとっては物足りない部分も多いと思いますが、個人的にはかなり期待している証券会社です。

LINE証券公式ホームページ

総合評価

株初心者でLINEをよく利用している人にとっては良い証券会社だと思います。LINEポイントを使った投資もできるたり、タイムセールなどのお得な企画も実施されたりと、ポイ活的な要素もあります。

時間外取引(夜間取引)がリアルタイムで取引できるというのも面白いです。

後述しますが、通常のネット証券とは異なる、様々なサービスがありますので、これらを活用できるかどうか?という点がLINE証券に口座を作る、作らないの判断材料になる部分かと思います。

LINE証券の各種スペック比較

基本的に国内株(約300銘柄)と一部のETF、投資信託の取り扱いとなっており、取扱商品自体が少なめです。色々投資をしたいという人には不向きで、LINE証券が提供している商品の範囲内で取引をしましょう。

正直言って、SBI証券楽天証券といった他の主要なネット証券会社と比較するべき対象ではない気がします。

これらとは全くの別物で、LINE証券というサービスを使ってみる価値があるかどうか?を判断するべきかと思います。

  • 1株単位で売買ができる
  • 昼間だけでなく夜間の取引もできる
  • LINEポイントを使って投資ができる
  • タイムセールの実施

ネット証券としては1株単位の株取引で特色のある「ネオモバ(SBIネオモバイル証券)」をより投資初心者向けに分かりやすくしたような証券会社だと思います。

1株単位で売買ができる

通常は100株単位ですが、1株単位で株取引が可能です。小額から株式投資をすることができ、数百円の予算があれば株投資が可能になります。

手数料体系はスプレッド方式で売買単価(株価)に手数料が上乗せされるような形になっています。そのため、少額の投資でも手数料が割高になることはありません。
ちなみにスプレッドによる手数料は株式投資では珍しいですが、FXなどでは一般的です。
(参考:外貨投資とスプレッド

昼間だけでなく夜間の取引もできる

株式の取引時間は通常9時~15時までとなっていますが、LINE証券は夜間も取引が可能となっています。夜間取引はSBI証券や楽天証券などでもSBI PTSによる取引が行われていますが、活発とは言えません。

一方でLINE証券はLINE証券自身が取引の相手方となるので、売買しやすいのが特徴です。ただし、手数料(スプレッド)が日中よりも高く0.5%程度とやや割高です。

LINEポイントを使って投資ができる

LINE証券はLINEポイントを使った投資が可能です。
LINEポイントを貯めている方はLINE証券にポイント入金という形で投資資金とすることができます。また、LINE証券に入金している資金をLINE Payの残高として出金することもでき、実質的にLINEポイントの現金化が可能だったりします。

タイムセールの実施

LINE証券は2019年12月に株のタイムセールとしてその日の終値よりも安い金額で株を販売するセールを開催しました。また、2020年2月にも実施をし、今後はゲリラ的な開催を予定するそうです。安く買えて翌日の朝には売れるので、かなり勝率は高いはずです。

LINE証券としてはこうしたタイムセールを通じて株の売買経験を積んでもらって以降の取引につなげたいという流れなのだと思います。

LINE証券公式ホームページ

LINE証券はどんな人に向いている?

株初心者の方でLINEを使ってポイントを貯めている人に向いています。

あとは、ポイ活系の方にも向いていそうです。色々なポイント活動でLINEポイントを貯めてそのLINEポイントの出口としてLINE証券をつかうのも良さそうですね。単発的にはタイムセール目当てというのもよいと思います。

LINE証券について書いた記事一覧

以下は、当ブログでLINE証券について書いた記事の一覧です。LINE証券のサービスや特徴、最新のニュースなどを知るのに役立つと思います。