SBIネオモバイル証券はネット証券最大手の「SBI証券」とTポイントを運営しているCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)による共同出資で作られたネット証券です。
共通ポイントでもあるTポイントを使った株式投資の他、1株単位で株式の売買ができる単元未満株取引(S株)や月額制の手数料体系など従来の証券会社にはないユニークなサービスを行っています。
将来的に資産運用をしていく中でメインの証券会社にはならないかもしれませんが、サブの証券会社としてはかなり活用できるネット証券(スマホ証券)です。
総合評価・口コミ
一般的な証券会社と違って、いわゆるポイント投資や小額投資に振り切ったサービスを提供しています。決して悪いわけではなく、目的に沿った使い方ならかなり使える証券会社です。
SBIネイモバイル証券の各種スペック比較
SBIネイモバイル証券に口座を作るかどうか?を考えるのであればスペック比較よりも以下で提示するよなサービスの特徴に魅力を感じるか?で判断してはいかがでしょうか?
- 月額制の手数料体系。ただし、月間50万円以下の取引なら実質無料
- 1株単位で株を売買可能。IPOもチャレンジできる
- 共通ポイントの「Tポイント」を使って株を売買できる
基本的には「小額投資」を前提とする証券会社です。こちらで数百万、数千万と運用するイメージは持てません。投資したとしても100万円位までといったところではないでしょうか?それ以上なら「SBI証券」や「楽天証券」「マネックス証券」といった通常のネット証券の方が使い勝手も投資サービスもいいはずです。
言い換えれば100万円以下くらいの運用であれば、こうした総合ネット証券よりも勝ってる部分も大きいということになります。
月額制の手数料体系。ただし、月間50万円以下の取引なら実質20円
珍しい月額制の手数料体系となっています。
- 50万円以下:200円+税
- 300万円以下:1,000円+税
- 500万円以下:3,000円+税
- 1000万円以下:5,000円+税
月間の取引総額が上記の金額に達するまでは手数料は一律です。たとえば、500円の株取引を30回したとします。この時2000円×30回=60,000円となります。50万円以下なので月間手数料は200円+税という事になります。
SBIネオモバイル証券は後述しますが、通常は100株単位の株取引を1株単位で可能になっています。ということは必然的に取引金額も少なくなります。月間50万円以下という数字、小さく見えそうですが、取引単位が小さければ頻繁に売買してもなかなか到達するものではないです。
しかも、SBIネイモバイル証券では「毎月200Tポイント」がプレゼントされます。つまり、50万円以下の取引なら月間の手数料は実質消費税分の20円で済むという事になります。
1株単位で株を売買可能。IPOもチャレンジできる
SBIネオモバイル証券は株式を1株単位で売買できます。
こうした取引は「単元未満株取引」といわれます。このブログでも紹介していますし、「SBI証券」「マネックス証券」「auカブコム証券」などでは昔から提供してきたサービスです。ただ、これらの証券会社は手数料が高いのです。
一方のSBIネイモバイル証券の場合、前述のように月額制の手数料体系となっています。加えて小額投資なので、既存の証券会社の単元未満株取引と比較してメチャクチャコスト安になります。
たとえば、1株500円の銘柄を1株×100回取引したとしましょう(売買高5万円)。
- SBIネイモバイル証券の手数料:200円
- auカブコム証券(プチ株)の手数料:@105円×100回=10500円
と大きな差になります。
また、SBIネイモバイル証券は2019年11月末より「ひとかぶIPO」といってIPO抽選申し込みも1株単位で行えるという日本初のサービスも開始します。
共通ポイントの「Tポイント」を使って株を売買できる
共通ポイントカードの「Tポイント」と提携していて、1ポイント=1円としてSBIネイモバイル証券で株式の買付に充当することができます。
SBIネオモバイル証券はどんな人に向いている?
小額投資に興味がある人に向いています。
1株単位で株を売買でき、手数料もほとんど気にしなくてよいSBIネイモバイル証券なら、小額からの投資もできますし、大失敗したとしても損失は限定的です。投資の練習用にも活用いただけるはずです。
また、投資初心者だけではなく、実は投資経験者にとってもメリットがあります。意外と活用シーンがあるはずです。
- 気になる銘柄があるけど1単元(100株)買うのはちょっと……という時のお試し購入
- 一旦株を売却したいけど、株主番号を変えたくないときに1株だけ買って持っておく
SBIネオモバイル証券について書いた記事一覧
以下は、当ブログでSBIネオモバイル証券について書いた記事の一覧です。SBIネオモバイル証券のサービスや特徴、最新のニュースなどを知るのに役立つと思います。
- SBI証券、Tポイントで投資信託投資が可能に。ネオモバとの違いは?
- 楽天銀行の株式配当金受取プログラムの活用術と攻略法
- Tポイント投資!SBIネオモバイル証券(ネオモバ)はTポイントで国内株を1株から購入可能