ドコモの共通ポイントカードのポイントであるdポイントが投資サービスを始めています。dポイント投資は、貯めたdポイントを疑似投資することができるサービスです。
疑似投資といっても、いわゆるバーチャルトレードではなく、実際に運用成果によってポイント残高が上下するような仕組みになっています。運用しているポイントはいつでも、通常のポイントに戻すこともできます。
今回はそんなdポイント投資の始め方から運用方法、利用上の注意点などをまとめていきます。
そもそもdポイントとは?
ドコモの携帯料金の支払いやドコモのクレジットカードであるdカードの利用などで貯まります。また、共通ポイントとしてもサービスを提供しており、ローソンなどのリアル店舗でもポイントカードを提示すればポイントが貯まるようになっています。
特に、ドコモの携帯電話の契約がある方においてはクレジットカードのdカードGOLDを保有していると利用額の10%相当のdポイントが貯まるのでガンガンポイントが貯まりますよ。
参考:dカードGOLD ドコモユーザーにお勧めのクレジットカード
dポイント投資とは?
そんなdポイントを貯めておくだけでなく、運用することができるというのがdポイント投資というサービスです。保有しているポイントを疑似的に投資をすることができます。
ポイントって普通は貯めておくことしかできませんが、運用することでポイント自体を殖やせるというのは面白い試みですよね。
dポイントが、ロボアド運用を手掛けているお金のデザイン社と提携して開始をしたサービスとなっています。お金のデザインは「THEO(テオ)」という資産運用サービスを提供していますね。
dポイント投資の始め方
始め方は簡単です。「こちら」から登録をするだけですOKです。
保有ポイント(投資可能なポイント)が表示されるので、そのポイントを2つの投資コースから好きなほうを選んで投資するだけになります。なお、ポイントの入出金は即時可能です。
アクティブコース
その名前の通り積極的な投資をします。THEOの持つグロースポートフォリオ(株式中心の投資)への比重が大きい運用となります。世界株投資のようなプランになります。株価という変動しやすい商品に投資をするので値動きは荒くなりがちです。
ハイリスクハイリターン型のコースといえますね。
バランスコース
グロースポートフォリオへの比重を抑え、債券などで安定した利息収入を狙うインカムポートフォリオへの投資比重を高めたコースとなっています。あまり大きな値動きとならないように、安定性を高めることを目指しているコースです。
なお、この二つのコースの過去2年間の損益グラフは以下のようになっています。今現在ではどちらもプラスですが、時々大きく動くこともある点には注意が必要かもしれませんね。
dポイント投資の特徴と評判
dポイント投資の実際の評判はどんなところなのでしょうか。
めっちゃ簡単に投資が体験できる
dポイントさえあれえば驚くほど簡単にスタートできます。証券会社のように面倒な口座開設の手続きといりません。dアカウントがあるなら5分もかからずに投資まで終えてしまうことができます。
また、売買の手数料も無料ですし、投資したポイントを引き出す(使えるようにする)のもリアルタイムで行えます。
価格変動は平日の17時のみで分かりやすい
dポイント投資はリアルタイムでポイントが変動したりはしません。毎日17時のタイミング価格が更新されます。
ちなみに、この点にdポイント投資攻略の糸口があります。米国株の取引終了(朝6時ごろ)から14時の当日の追加期限があるので、この時差を利用することで実はdポイント投資を軽くハックできてしまいます。
- 朝6時(株価)、朝10時(為替):当日17時の価格変動が決まる
- 14時まで:当日18時にポイントが追加できる
という仕組みになっています。朝の株価確定~14時のポイント追加までのタイミングも米国株(先物)などは変動しているので、6時~14時までの8時間分くらいは相場変動を見た状態で投資の判断ができるわけです。
初めての投資、投資入門としてdポイント投資
dポイント投資は貯めたdポイントを使って投資ができるサービスとなっています。
正直、日々の値動きはそこまで大きくないので、数百、数千単位のポイントだとそこまで増えたという実感をすることは難しいかもしれません。
ただ、投資経験がない方でも取り組みやすい、また仮に損をしても、実際にお金が失われたわけではなく、貯まっているポイントが減るだけなので、精神的ダメージも小さいです。
普通に投資をするよりもちょっとだけ有利に運用できるのでおすすめです。
本格的な投資とはまた違いますが、面白いサービスなので、ぜひ活用してみて下さい。