ポイント投資

dポイント投資が2019年6月24日に改悪。後出し投資が塞がれて魅力は大幅低下

ポイント投資のdポイント投資が2019年6月24日に大きく変更されます。

これまで可能だった、「後出し投資」ができなくなる見込みです。dポイント投資は後出し投資(NYの結果を見てから当日の投資を判断する)が可能で、実質的にリスクなしで儲けることができるポイント投資サービスでしたが、これができなくなります。

必ず勝てるポイント投資dポイント投資とはどんな投資?

dポイント投資は、THEOグロースAI,THEOインカムAIという2つの投資信託の組み合わせで、「アクティブコース」「バランスコース」の二つがありました。

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このTHEOグロースAI,THEOインカムAIという二つのファンドはそれぞれ、米国ETFに投資をしています。アメリカ株は日本時間でいうと、23時半~翌6時(通常時間)で取引されます。

つまり、朝6時に米ドル建てのETF価格が確定します。そして、その分が反映されるのが当日の17時です。

dポイント投資は「リアルタイム」でポイントの追加/引出が可能だったので、6時~17時までの時間にNYの結果を見てから投資をすれば、ほぼ負けない投資が可能だったわけです。

2018年12月17日改悪でポイント追加に上限設定

2018年12月17日までは、ポイントの追加には制限がなく、上昇する日は全ポイントを追加し、下がる日は全部引き出すということができました。

ところが12月17日以降は「追加のみ1日上限2000P」という制限ができるようになりました。後出し投資を抑制する改悪でした。ただ、後出しというシステム自体は残っていたので、2000Pの範囲なら後出しは可能でした。

また、THEO+ドコモというロボアド投資サービス利用者は上限が1万ポイントに増加するように変更されました。

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dポイント投資はやりにくくはなりましたが、後出し自体は塞がれていませんでした。

2019年6月24日改悪で後出し投資自体が塞がれる

2019年6月24日以降は完全に後出し自体が使えなくなります。

上記はdポイント投資のサイトからの画像引用となりますが、リアルタイム入金(ポイント追加)ができなくなり、ポイントの反映が当日反映後になってしまいます。結果として、後出しで予想することが実質的にできなくなるわけです。

なお、6月24日以降は前回の改悪時に制限された一日当たりの追加上限は撤廃されます。

絶対勝てる投資からちょっと有利な投資サービスへ

dポイント投資をやっている人からすれば、相当な改悪ではありますが、これまでがおかしかっただけだという話ともいえます。

そもそも、普通の株式投資や投資信託への投資では、そういった後出しなどは絶対にすることができません。あくまでもドコモ側(THEO側)が、ポイント投資サービスを分かりやすくするために、リアルタイム入金(出金)を行えるようにしただけで、そのシステムの穴を付いたような使い方をしていただけにすぎません。

dポイント投資は2019年6月24日以降は従来のアクティブコース/バランスコース以外にも、以下のような投資コースを設けるようになっています。

  • 日経225
  • コミュニケーション
  • ヘルスケア
  • 生活必需品
  • 新興国

投資の幅は広がりそうです。

dポイント投資の凄さに気づいていた人はすでに数十万、数百万単位をdポイント投資に突っ込んできたのではないかと思います。そういう方たちは、dポイント投資で運用しているdポイントの消化方法に苦慮するのではないでしょうか?

dポイント自体は、JALマイルへの交換も可能ですし、iDキャッシュバック、dポイント加盟店での利用など使い道は多いほうではありますが、数十万、数百万となると使い道を考えなければなりませんね。

ちょっとだけなら後出し運用も可能

ただ、完全な後出しができなくなっただけで、ちょっとだけなら後出しの運用は引き続き可能となっています。

アクティブコース/バランスコースの場合、それぞれ株式ETF、債券ETFに投資をしていますがいずれも米国ETFです。米国ETFの価格決定(早朝)分が当日の17時に価格変動します。

一方で、ポイントの追加、引出については当日14時まで分が18時反映となります。

ピーンと来る方もいるかもしれませんが、「米国ETF価格決定」から「14時の入金期限」までの時差分は読むことができますね。ただし、その後の時間分はわからないで、相場が相当有利な時だけ参加するという方針がいいかもしれませんね。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。