米国株(米国株式)については売買できる証券会社も増えてきました。取引手数料も安くなってきており、米国株をリアルタイムで売買したいと考える投資家の方も増えているのではないでしょうか。
米国株は日本とは時差の関係で日本時間の深夜から早朝にかけて行われています。また、米国にはサマータイム(夏時間)の設定がありますので、季節によって取引時間にズレが生じます(日本時間と比べて)。
そんな米国株の取引時間を紹介していきます。
米国株の取引時間
米国の株式市場は米国東部時間を基準に「9時30分~16時」で取引が行われています。ナスダックも同様の時間帯です。
日本と米国東部時間は時差が14時間あり、サマータイム制度が適用される時期は13時間の時差が生まれることになります。
なので、米国株の取り引きが行われているリアルタイムを日本時間に直すと以下のようになります。
3月第2日曜日~11月第1土曜日(サマータイム)
- 22時30分~5時
サマータイムというと、夏の間だけというイメージがあるかもしれませんが、3月~11月までとかなり長い時期がサマータイムとなります。
それ以外の時期
- 23時30分~6時
サマータイム期間以外は上記の通りで1時間遅くなります。
取引日は基本的に1日遅れ
日付変更線の位置から、一日は日本の方が早く始まります。
なので、たとえば5月27日の株取引は日本で先に始まります。日本時間の5月27日22時30分=米国時間の5月27日9時30分(サマータイム期間中)となります。なので日本時間の5月28日5時=米国時間の5月27日16時と日付がずれます。
米国のほうが時計が遅れていると覚えておきましょう。
プレマーケット・アフターマーケット
米国株式は上記の取引時間以外にもプレマーケット、アフターマーケットという時間帯があります。プレマーケットは市場取引開始の1時間前~、アフターマーケットは取引終了後の4時間です。
ニュースなどで○○の決算を受けて、取引時間終了後に急落(急騰)といった報道を目にすることもあると思いますが、アフターマーケットでの取引で株価が下がったという意味になります。
米国株の取引がお休みとなる日、祝日
米国株式も日本株と同様に、土日祝日は証券取引所での売買が行われません。
- 元旦
- キング牧師記念日
- ワシントン生誕祭(プレジデントデー)
- 聖金曜日(グッドフライデー)
- 戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)
- 独立記念日(インディペンデンスデイ)
- 労働者の日(レイバーデイ)
- 感謝祭(サンクスギビングデー)
- クリスマス
ちなみに、元旦(1月1日)とクリスマス(12月25日)は固定祝日ですが、それ以外の祝日は第3土曜日といったような規定なので毎年日付が変わってきます。
日本と比較して祝日の数は少ないですね。日本の場合、年末年始(大納会~大発会)やゴールデンウイークなどは祝日扱いで休場となりますが、米国株はあまり連休となることはありません。
なので、年始やGW明けなどは米国株が大きく動いてしまい、日本株もそれに合わせて大きく変動することがありますのでご注意ください。
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