個人向け国債ランキング

2026年6月募集の個人向け国債は、固定5年が年1.86%、変動10年の初回利率が年1.74%、固定3年が年1.51%です。固定5年は5月募集分の年1.89%からやや低下しましたが、変動10年は初回年1.67%から上昇しています。

この記事では、2026年6月募集分の金利と、主要な個人向け国債キャンペーンを整理します。個人向け国債そのものの利率は購入先で変わらないため、差が出るのはキャンペーン条件、最低購入額、対象年限、取引チャネルです。

この記事の結論

  • 金利だけなら、6月募集分は固定5年の年1.86%が最も高い。
  • 金利上昇への追随を重視するなら、初回年1.74%の変動10年が有力。
  • 固定3年は年1.51%。期間を短くしたい人向けだが、キャンペーン対象外の金融機関が多い。
  • 100万円前後なら、最低購入額とエントリー条件を優先して確認する。
  • 1,000万円以上なら、変動10年・固定5年の現金プレゼント額と上限を比較する。

2026年6月募集の個人向け国債 金利ランキング

6月募集分は、募集期間が2026年6月4日から6月30日、発行日が2026年7月15日です。償還日は変動10年が2036年7月15日、固定5年が2031年7月15日、固定3年が2029年7月15日です。

順位 商品 回号 利率(税引前) 利率(税引後) 特徴
1位 固定5年 第183回 年1.86% 年1.482141% 5年間、利率が固定。6月募集では表面利率が最も高い。
2位 変動10年 第195回 初回 年1.74% 初回 年1.386519% 半年ごとに利率を見直す。今後の金利上昇に追随しやすい。
3位 固定3年 第193回 年1.51% 年1.2032435% 3年間、利率が固定。期間を短めにしたい人向け。

表面利率では固定5年が最も高いです。ただし、変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、今後も金利上昇が続くと考える人には比較しやすい商品です。

最新金利はどこで確認するか

個人向け国債の金利は毎月の募集条件で変わります。購入前には、証券会社のキャンペーンページだけでなく、財務省の「現在募集中の個人向け国債」で変動10年、固定5年、固定3年の利率、募集期間、発行日、償還日を確認します。

証券会社のページを見るときは、金利だけでなく、キャンペーン対象年限、申込締切、ネット取引の受付時間も合わせて確認しましょう。募集期間の最終日は金融機関ごとに受付締切が早いことがあります。

6月募集分は固定5年の表面利率が最も高い一方、今後の金利上昇に追随したい場合は変動10年も候補になります。利率だけで決めず、資金を使う時期、1年以内の中途換金制限、キャンペーン条件をまとめて見るのが現実的です。

5月募集分からの変化

商品 5月募集分 6月募集分 見方
変動10年 初回 年1.67% 初回 年1.74% 上昇。金利上昇に追随する変動型の魅力が増した。
固定5年 年1.89% 年1.86% やや低下。それでも3商品の中では最高利率。
固定3年 年1.57% 年1.51% 低下。短期固定を重視する人向け。

6月は固定5年・固定3年が低下し、変動10年が上昇しました。固定5年の利率だけを見ると5月より弱く見えますが、変動10年は初回利率が上がっており、金利上昇局面への備えとしては引き続き存在感があります。

個人向け国債キャンペーンランキング

キャンペーンは、対象年限、最低購入額、新規入金条件、エントリー、対象外条件で差が出ます。特に固定3年は対象外になりやすく、キャンペーン重視なら変動10年または固定5年を中心に確認します。

順位 金融機関 主な内容 注意点
1位 SMBC日興証券 6月〜8月キャンペーン。変動10年・固定5年・固定3年が対象。 固定3年も対象に含む点が強い。支店ごとの購入金額合算不可など条件を確認。
2位 東洋証券 100万円以上の入金・買付で現金プレゼント。変動10年は1,000万円で14,000円、固定5年は11,000円。 変動10年・固定5年のみ。固定3年は対象外。ホームトレード等は対象外。
3位 みずほ証券 6月募集の10年債・5年債を100万円以上購入で現金プレゼント。申込不要。 3年債は対象外。10年債と5年債はそれぞれ単独計算。中途換金額控除あり。
4位 岩井コスモ証券 4〜6月募集分が対象。1,000万円で変動10年14,000円、固定5年11,000円。 対面・コール専用。ネット取引は対象外。上限50万円。
5位 SBI新生銀行/SBI証券 SBI証券で対象国債を100万円以上購入し、SBIハイパー預金条件などを満たすと3,000円。 国債購入だけでなく、エントリー、SBIハイパー預金の新規開設・残高条件が必要。

少額なら最低購入額と条件の少なさを優先

100万円前後で購入する場合は、1,000万円以上向けの高額キャンペーンよりも、100万円から対象になるか、エントリーが必要か、既存保有分の売却額が控除されるかを確認します。

SBI新生銀行/SBI証券のキャンペーンは100万円以上で3,000円を狙える一方、SBIハイパー預金の新規開設や残高条件も必要です。すでに条件を満たせる人には使いやすいですが、国債購入だけで完結するキャンペーンではありません。

1,000万円以上なら変動10年の還元額を確認

1,000万円以上の大口資金では、変動10年と固定5年で現金プレゼント額が変わる金融機関があります。東洋証券や岩井コスモ証券のように、1,000万円で変動10年14,000円、固定5年11,000円という形で差が出る例があります。

ただし、大口資金を1社に集中させる必要があるかは別問題です。預金保険の範囲、定期預金、個人向け国債、普通預金を分けて、使う時期ごとに置き場所を決めましょう。

買う前に確認したい注意点

  • 個人向け国債の金利は購入先で変わらない。
  • 発行から1年は原則として中途換金できない。
  • 中途換金時は、直前2回分の各利子相当額に0.79685を乗じた調整額が差し引かれる。
  • キャンペーンでは、固定3年が対象外になることが多い。
  • 新規入金条件や既存国債の中途換金・出庫額控除を確認する。
  • 現金プレゼントは課税対象になる場合がある。

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高山一郎
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