銀行の振込手数料は、1回あたり数十円から数百円でも、家賃、仕送り、家族間送金、別口座への資金移動、ネットオークションやフリマの支払いなどで回数が増えると無視できません。

ただし、2026年時点では「他行宛振込が毎月無料になる銀行」は複数あります。さらに、10万円以下の個人間送金であれば、対応銀行同士で使える「ことら送金」も選択肢になります。

この記事では、他行宛振込手数料を無料にしやすい銀行を、無料回数、条件の分かりやすさ、普段使いのしやすさで比較します。

2026年版の結論

  • 振込無料回数を重視するなら、あおぞら銀行BANK、auじぶん銀行、東京スター銀行、SBI新生銀行が候補です。
  • 自動入金・定額自動振込まで含めて家計管理に使うなら、住信SBIネット銀行が使いやすいです。
  • 楽天ポイント・楽天証券との連携を重視するなら、楽天銀行も候補になります。
  • 10万円以下の個人間送金なら、銀行振込ではなく「ことら送金」で無料化できる場合があります。
  • 無料回数だけでなく、ATM手数料、給与受取、証券連携、預金金利も合わせて選びましょう。

振込手数料無料の銀行ランキング

まず、他行宛振込手数料を無料にしやすい銀行をランキング形式で整理します。無料回数や条件は変更されることがあるため、実際に使う前に公式サイトで最新条件を確認してください。

順位 銀行 無料回数の目安 主な条件・特徴
1位 あおぞら銀行BANK 月9回 BANK支店利用者は、口座開設月の翌々月以降、他行宛振込手数料が月9回無料。
2位 auじぶん銀行 月3回から15回 じぶんプラスのステージに応じて無料回数が増える。三菱UFJ銀行宛は条件面でも使いやすい。
3位 東京スター銀行 月5回相当 スターワン口座取引明細書を郵送しない設定などで、他行宛振込手数料が月5回まで実質無料。
4位 SBI新生銀行 月1回から10回 ステップアッププログラムのステージに応じて無料回数が変わる。SBI証券連携を使う人は条件を満たしやすい。
5位 住信SBIネット銀行 月1回から20回 スマートプログラムのランクに応じて無料回数が増える。定額自動入金・定額自動振込が便利。
6位 UI銀行 月2回から20回 UIプラスのステージに応じて無料回数が増える。無料回数超過後の手数料も低め。
7位 楽天銀行 月1回から3回、給与受取で月3回 ハッピープログラムや給与受取で無料回数を確保できる。楽天証券・楽天ポイントとの相性がよい。
8位 ソニー銀行 月1回から11回 通常月1回。Sony Bank WALLET保有やClub Sの優遇で無料回数が増える。
9位 GMOあおぞらネット銀行 月1回から 個人口座は月1回無料。無料回数超過後の他行宛振込手数料が安めで、法人口座・個人事業主口座にも強い。
10位 PayPay銀行 給与受取で月3回 通常は他行宛振込手数料がかかるが、給与受取口座として使うと無料回数を確保できる。

1位:あおぞら銀行BANKは月9回無料が強い

他行宛振込手数料の無料回数だけで見るなら、あおぞら銀行BANKは非常に強い銀行です。公式の手数料案内では、BANK支店からのインターネットバンキングによる他行宛振込は、口座開設月の翌々月以降、月9回まで無料と案内されています。

給与受取やカード利用などの細かい条件なしに、まとまった無料回数を使いやすい点が魅力です。生活用の口座から、家賃、仕送り、別銀行への資金移動などを毎月複数回行う人には相性がよいです。

一方で、銀行選びは振込無料回数だけで決まりません。ATMの使い方、預金金利、アプリの操作性、メインバンクとしての使いやすさも合わせて確認しましょう。

2位:auじぶん銀行は無料回数と使いやすさのバランスがよい

auじぶん銀行は、じぶんプラスのステージに応じて他行宛振込手数料の無料回数が増える銀行です。ステージが上がれば月10回、月15回といった無料回数も狙えます。

また、三菱UFJ銀行との相性がよい点も特徴です。三菱UFJ銀行を使っている家族や取引先が多い場合、単純な無料回数以上に使いやすく感じる人もいるでしょう。

au経済圏を使っている人、スマホで銀行取引を完結したい人、給与受取や口座振替などをまとめてステージアップを狙える人に向いています。

3位:東京スター銀行は月5回相当の実質無料が狙える

東京スター銀行は、インターネットバンキングの他行宛振込手数料について、条件を満たすと月5回までキャッシュバック対象になります。つまり、いったん手数料が引き落とされ、後日戻ってくる「実質無料」の形です。

スターワン口座取引明細書を郵送しない設定にするなど、条件が比較的分かりやすい点がメリットです。東京スター銀行は普通預金金利の優遇でも注目されることがあるため、預金金利と振込手数料の両方を見たい人は、東京スター銀行の普通預金金利の記事もあわせて確認してください。

注意点は、無料ではなくキャッシュバック方式であることです。月内の資金繰りでは手数料がいったん出ていくため、細かい入出金管理をしている人は確認しておきましょう。

4位:SBI新生銀行はSBI証券ユーザーなら使いやすい

SBI新生銀行は、ステップアッププログラムのステージに応じて他行宛振込手数料の無料回数が変わります。通常のスタンダードでは無料回数は少なめですが、上位ステージでは月10回まで無料になります。

特にSBI証券を使っている人は、SBIハイパー預金などの銀行・証券連携も比較対象になります。SBI証券の待機資金管理、普通預金金利、振込無料回数をまとめて考えられる点が強みです。

SBI証券との資金連携を重視する場合は、銀行と証券会社の連携サービスまとめも参考にしてください。

5位:住信SBIネット銀行は自動化に強い

住信SBIネット銀行は、スマートプログラムのランクに応じて他行宛振込手数料の無料回数が増えます。ベーシックでは月1回ですが、ランクが上がると月5回、月10回、月15回、月20回と無料回数が増えます。

住信SBIネット銀行の強みは、無料回数そのものだけではありません。定額自動入金、定額自動振込、SBI証券連携などを組み合わせることで、給与口座、生活費口座、貯蓄口座、投資口座への資金移動を自動化しやすい点です。

毎月同じ金額を家族口座や別銀行へ移す人、家賃を振り込む人、生活費と貯蓄を分けたい人には使いやすい銀行です。詳しくは、住信SBIネット銀行の分析ページでも整理しています。

6位:UI銀行は無料回数超過後の手数料も低め

UI銀行は、UIプラスのステージに応じて他行宛振込手数料の無料回数が増える銀行です。条件を満たせば月5回以上の無料回数を確保しやすく、上位ステージではさらに多くなります。

また、無料回数を超えた後の他行宛振込手数料も比較的低めです。無料回数を少し超える月がある人にとっては、超過後コストの安さもメリットになります。

一方で、メインバンクとして使うなら、ATM、アプリ、給与受取、預金金利なども確認しておきましょう。

7位:楽天銀行は楽天経済圏との相性で選ぶ

楽天銀行は、ハッピープログラムのステージや給与・年金受取によって、他行宛振込手数料の無料回数を確保できます。給与受取を楽天銀行にすると、他行宛振込手数料が月3回無料になる仕組みもあります。

楽天銀行の魅力は、楽天証券のマネーブリッジ、楽天ポイント、楽天カードなどとの連携です。無料回数だけなら上位行に劣る場面もありますが、楽天経済圏を使っている人には十分候補になります。

楽天銀行の使い方は、楽天銀行の分析ページでも整理しています。

8位:ソニー銀行は通常月1回、優遇で回数増

ソニー銀行は、通常でも月1回の他行宛振込手数料無料回数があります。Sony Bank WALLETを持っている場合や、Club Sのステージが上がる場合は、無料回数が増えます。

ソニー銀行は外貨預金や外貨決済、住宅ローンなどにも特徴があります。振込無料回数だけでなく、外貨や住宅ローンも含めて使う人に向いています。

9位:GMOあおぞらネット銀行は超過後の手数料が安い

GMOあおぞらネット銀行の個人口座は、他行宛振込手数料の無料回数は多くありません。ただし、無料回数超過後の手数料が安めで、法人口座や個人事業主口座でも人気があります。

毎月の振込回数が少ない人、GMOクリック証券との連携を使う人、事業用口座も比較したい人は候補になります。詳しくは、GMOあおぞらネット銀行の分析ページも参考にしてください。

10位:PayPay銀行は給与受取なら無料回数を確保できる

PayPay銀行は、通常の他行宛振込手数料は有料ですが、給与受取口座として使うことで他行宛振込手数料が月3回無料になる特典があります。

PayPayとの連携、個人事業主・法人向け口座、Visaデビットなどに強みがあるため、振込無料回数だけでなく決済用・事業用として選ぶ銀行です。詳しくは、PayPay銀行の分析ページで整理しています。

10万円以下なら「ことら送金」も確認する

振込手数料を節約したい場合、銀行振込だけでなく、ことら送金も確認しておきましょう。ことら送金は、対応金融機関間で使える個人向けの少額送金サービスです。

1回あたり10万円以下の送金に使えるため、家族間の立替精算、友人への支払い、少額の資金移動では通常の銀行振込より便利な場合があります。対応銀行やアプリは限られるため、普段使う銀行が対応しているか確認しておきましょう。

振込手数料無料の銀行を選ぶポイント

無料回数だけを見ると、月9回、月10回、月15回といった銀行が目立ちます。ただ、実際には次のような点も重要です。

  • 無料回数の条件が毎月安定して満たせるか。
  • 給与受取口座として指定できるか。
  • ATM手数料も無料にしやすいか。
  • 家賃や仕送りなど、毎月の定期振込を自動化できるか。
  • 証券口座、クレジットカード、ポイント経済圏との相性がよいか。
  • 無料回数を超えた後の手数料が高すぎないか。

特に重要なのは、無料回数の「多さ」よりも、毎月の使い方と合っているかです。たとえば月1回しか振込をしない人なら、あおぞら銀行BANKの月9回無料より、普段使っている銀行で月1回無料を確保できる方がシンプルです。

逆に、家賃、仕送り、証券口座への資金移動、複数口座への貯蓄を毎月行う人は、無料回数が多い銀行や定額自動振込に対応した銀行を選ぶメリットが大きくなります。

まとめ。無料回数重視か、普段使い重視かで選ぶ

振込手数料を無料にしやすい銀行は増えています。無料回数を重視するなら、あおぞら銀行BANK、auじぶん銀行、東京スター銀行、SBI新生銀行が候補です。

一方、家計管理の自動化まで含めるなら住信SBIネット銀行、楽天経済圏を使うなら楽天銀行、事業用口座ならGMOあおぞらネット銀行やPayPay銀行も選択肢になります。

少額の個人間送金なら、銀行振込ではなくことら送金で無料化できる場合もあります。振込手数料を抑えるには、1つの銀行だけで完結しようとせず、生活用、貯蓄用、投資用、事業用と用途を分けて考えるのが現実的です。

ネット銀行全体の選び方は、ネット銀行の比較ページでも整理しています。

参考:あおぞら銀行BANK 手数料一覧auじぶん銀行 じぶんプラス東京スター銀行 他行宛振込手数料キャッシュバックSBI新生銀行 ステップアッププログラム住信SBIネット銀行 スマートプログラムUI銀行 UIプラス楽天銀行 ハッピープログラムソニー銀行 手数料GMOあおぞらネット銀行 振込PayPay銀行 振込手数料ことら送金

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高山一郎
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