SBI証券のPTS取引とは?時間外取引のメリット・注意点・SORとの違い【2026年版】
SBI証券のPTS取引は、東京証券取引所などの取引所とは別の私設取引システムで国内株を売買できるサービスです。通常の立会時間外にも注文できるため、決算発表後の値動きや、日中に取引しづらい人の売買手段として利用されます。
先に結論
PTS取引は便利ですが、流動性、価格、注文方法、対象銘柄が取引所取引と同じとは限りません。時間外に売買できること自体をメリットと考えるのではなく、「その価格で本当に売買してよいか」を確認して使う取引です。
PTS取引とは
PTSは、Proprietary Trading Systemの略で、日本語では私設取引システムと呼ばれます。証券取引所ではなく、金融商品取引業者が運営する取引システムを通じて株式などを売買する仕組みです。
国内株は東京証券取引所などの取引所で売買するのが一般的ですが、証券会社によってはPTS市場への注文にも対応しています。SBI証券では、国内株式の取引チャネルの一つとしてPTS取引を利用できます。
SBI証券のPTS取引でできること
PTS取引を使うと、通常の取引所取引とは別の市場で注文できます。主な特徴は次の通りです。
- 取引所の立会時間外にも売買機会がある
- 決算発表やニュース後の価格変動に対応しやすい
- 取引所とは異なる価格で約定することがある
- 証券会社のSOR注文などを通じてPTSが選択される場合がある
ただし、取引時間、対象銘柄、注文種類、手数料、SORの扱いは変更されることがあります。実際に使う前に、SBI証券の公式ページで最新条件を確認してください。
PTS取引のメリット
時間外に取引できる
PTSの最大の特徴は、取引所の立会時間外にも売買できる時間帯があることです。日中に相場を見られない人にとって、注文機会が増える点はメリットになります。
決算発表後の値動きに対応しやすい
上場企業の決算や業績修正は、取引所の引け後に発表されることがあります。PTSを使えば、翌営業日の寄付きまで待たずに売買できる場合があります。
取引所より有利な価格が出ることがある
同じ銘柄でも、取引所とPTSで気配値が異なることがあります。買い注文ならより安い価格、売り注文ならより高い価格で約定できる可能性があります。
PTS取引の注意点
PTSは便利ですが、取引所と比べて売買数量が少ない銘柄では約定しにくい場合があります。また、取引所の終値や翌営業日の始値と違う価格になることもあります。対象銘柄、注文方法、注文の有効期限も証券会社のルールに従うため、発注前に取引条件を確認してください。
決算発表後にPTSで株価が動いても、翌営業日の取引所価格が同じ方向に動くとは限りません。時間外の価格だけで判断せず、材料の内容、板の厚さ、翌日の市場環境を確認してから注文することが大切です。
SOR注文との関係
SOR注文は、証券会社が複数の市場を比較し、有利な価格で約定できる可能性がある市場へ注文を回す仕組みです。SBI証券では、注文条件によって取引所だけでなくPTSが選択される場合があります。
SORは便利な仕組みですが、投資家側が「どの市場で約定したか」「手数料や注文条件はどう扱われるか」を確認しておく必要があります。
PTS取引が向いている人
- 決算や適時開示を見て、自分で売買判断できる人
- 板の厚さや気配値を確認してから注文できる人
- 時間外の価格が妥当かどうかを冷静に判断できる人
- 約定しない可能性や想定外の価格を受け入れられる人
逆に、価格を見ずに成行感覚で注文したい人や、流動性の低い銘柄を大きな数量で売買したい人には向きません。
PTS取引を使う前のチェックリスト
- 取引時間と対象銘柄を確認したか
- 取引所の終値、PTSの気配値、翌日の材料を比較したか
- 注文数量に対して板が薄すぎないか
- 指値で価格を管理しているか
- SOR注文の設定や約定市場を確認できるか
株式取引では、PTSだけでなく注文方法そのものの理解も重要です。損失管理には逆指値注文とは何か?、利益確定と損切りを同時に考える場合はOCO注文の使い方も確認しておきましょう。
























