非上場の持株会社と上場子会社の違いを表すイメージ

「サントリーの株を買いたい」と証券会社で検索すると、証券コード2587のサントリービバレッジ&フードが見つかります。ただし、グループの持株会社であるサントリーホールディングスは非上場です。

つまり、一般の証券口座でサントリーホールディングス株を買うことはできません。一方、飲料・食品事業を担う上場子会社の株は購入できます。2社の違いを確認してから投資判断をしましょう。

結論

  • サントリーホールディングスは非上場で、上場証券コードはありません。
  • サントリービバレッジ&フードは東証プライム上場、証券コード2587です。
  • 2587を買っても、酒類などを含むサントリーグループ全体へ直接投資することにはなりません。
  • サントリービバレッジ&フードは株主優待を実施していません。

「サントリー」は1社ではない

会社上場主な位置付け
サントリーホールディングス非上場グループを統括する持株会社
サントリービバレッジ&フード東証プライム国内外の飲料・食品事業

サントリーホールディングスの公式資料は、自社を非上場会社と記載しています。一般の上場株式のように証券取引所で売買する銘柄ではありません。

買えるサントリー株は証券コード2587

項目内容
会社名サントリービバレッジ&フード株式会社
証券コード2587
市場東京証券取引所プライム市場
売買単位100株
上場日2013年7月3日
株主優待実施していない

株価は変動するため、必要資金は「現在の株価×100株」に売買手数料等を加えて確認します。単元未満株サービスに対応する証券会社なら、1株単位で買える場合もあります。

2587はグループ全体の代替ではありません

サントリービバレッジ&フードは、飲料・食品セグメントを担う上場会社です。ウイスキー、ビール、ワインなどを含むサントリーホールディングス全体の業績へ、そのまま投資する商品ではありません。

親会社との資本関係

サントリービバレッジ&フードの2026年4月公表のコーポレート・ガバナンス報告書では、サントリーホールディングスが1億8,380万株、59.48%を保有する親会社とされています。

親会社の持株比率が高い企業へ投資するときは、ブランド力やグループ連携だけでなく、親会社との取引、少数株主との利益相反、資本政策も確認が必要です。

サントリーが非上場を選ぶ理由

サントリーは公式の組織統治に関する説明で、ウイスキーやワイン事業は長期的・継続的な投資が不可欠であり、短期間での業績向上や投資回収が重視される上場企業への道を選択していないと説明しています。

ただし、この説明を「今後も絶対に上場しない」と読み替えることはできません。上場予定の有無は、その時点の公式発表で確認してください。

証券コード2587を買う前の確認事項

投資判断の順番
  1. 飲料・食品事業へ投資したいのか、サントリーのブランド名だけで選んでいないか確認する。
  2. 国内・海外の売上構成、原材料費、為替の影響を決算資料で確認する。
  3. 親会社の持株比率と関連当事者取引を確認する。
  4. 配当方針を確認し、株主優待がないことを理解する。
  5. 100株の必要資金、単元未満株の手数料、値下がりリスクを比較する。

未公開株の勧誘には注意

非上場会社の株式は、一般の証券取引所で自由に売買できません。「サントリーホールディングスの未公開株を買える」「近く上場するので必ず値上がりする」といった勧誘を受けても、会社名だけで信用しないでください。

販売主体、株式の真正性、譲渡制限、価格の根拠、換金方法を確認できない勧誘には応じないことが重要です。

サントリーへ投資したい人の選択肢

  • 飲料・食品事業を理解したうえでサントリービバレッジ&フード株を検討する。
  • 食品・飲料企業を組み入れた投資信託やETFを確認する。
  • 非上場の持株会社を直接買う代わりにはならないことを理解する。

特定企業への集中投資は値動きが大きくなる可能性があります。ブランドへの好感と、株価・利益・財務・リスクの評価は分けて考えましょう。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。