旧つみたてNISAから新NISAつみたて投資枠への移行を表すイメージ

つみたてNISAは、長期・積立・分散投資を後押しする非課税制度として使われてきました。ただし、2024年から新NISAが始まり、旧つみたてNISAでの新規買付は終了しています。

2026年時点で確認すべきなのは、「旧つみたてNISAで持っている商品をどうするか」と「これから積立投資をするなら新NISAのつみたて投資枠をどう使うか」です。

この記事の結論

  • 旧つみたてNISAの新規買付は終了済みです。
  • 旧つみたてNISAで買った商品は、新NISAとは別枠で管理されます。
  • 旧つみたてNISAの商品を新NISAへロールオーバーすることはできません。
  • これから積立投資をするなら、新NISAのつみたて投資枠を使うのが基本です。
  • 売却せずに旧枠で非課税保有を続ける選択肢もあります。

つみたてNISAはどうなった?

旧つみたてNISAは、2023年までのNISA制度のひとつです。年間40万円まで、金融庁の基準を満たした長期・積立・分散投資向けの投資信託などに投資できる制度でした。

2024年からは新NISAへ移行し、旧つみたてNISAでの新規買付は終了しました。現在は、新NISAの「つみたて投資枠」が旧つみたてNISAに近い役割を持っています。

旧つみたてNISAと新NISAのつみたて投資枠の違い

新NISAのつみたて投資枠は、旧つみたてNISAよりも年間投資枠が大きく、非課税保有期間も無期限になっています。

項目 旧つみたてNISA 新NISAのつみたて投資枠
新規投資 終了済み 利用可能
年間投資枠 40万円 120万円
非課税保有期間 最長20年 無期限
制度の扱い 旧制度として別枠管理 現行制度
成長投資枠との併用 旧一般NISAとの併用不可 同じ年に併用可能

新NISA全体では、つみたて投資枠と成長投資枠を同じ年に併用できます。制度の全体像は、新NISAとは?つみたて投資枠・成長投資枠の違いで整理しています。

旧つみたてNISAの商品は売る必要がある?

旧つみたてNISAで保有している商品は、すぐに売る必要はありません。新NISAとは別枠で管理され、旧制度の非課税期間が続く範囲で保有できます。

一方で、旧つみたてNISAの商品を新NISAへ直接移すことはできません。非課税期間が終わる前に売却するか、非課税期間終了後に課税口座へ移すかを考えることになります。

旧NISAのロールオーバー不可や課税口座移管の注意点は、旧NISAのロールオーバーはできない?非課税期間終了時の選択肢で詳しく解説しています。

これから積立投資するなら新NISAを使う

これから長期の積立投資を始めるなら、新NISAのつみたて投資枠を使うのが基本です。対象商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託などです。

初心者は、まず次の順番で考えると整理しやすいです。

  1. 毎月いくら積み立てるかを決める
  2. 全世界株式、米国株式、バランス型など投資対象を決める
  3. 信託報酬が低く、純資産が十分な投資信託を選ぶ
  4. クレカ積立や投信保有ポイントは補助条件として比較する
  5. 短期で使う予定のお金は投資に回さない

具体的な始め方は、新NISAで積立投資を始める方法で整理しています。

旧つみたてNISAを売るか保有するか

旧つみたてNISAの商品を売るかどうかは、投資目的と保有商品の中身で決めます。

状況 考え方
低コストの全世界株式・米国株式ファンドを保有している 非課税期間を活かして保有継続を検討。
高コスト商品や目的に合わない商品を保有している 売却して新NISAで買い直す選択肢もある。
数年以内に使う予定のお金になった 相場変動に注意しながら売却時期を検討。
含み損がある NISA口座内の損失は損益通算できないため、焦って売らない判断もある。

売却して新NISAで買い直す場合、売った後の価格変動や非課税枠の使い方も考える必要があります。単に制度が変わったから売るのではなく、商品そのものを保有し続けたいかで判断しましょう。

iDeCoとの違い

旧つみたてNISAや新NISAのつみたて投資枠は、いつでも売却して現金化できます。一方、iDeCoは老後資金向けの制度で、原則60歳まで引き出せません。

老後資金として使うならiDeCo、途中で使う可能性がある資金なら新NISAの方が使いやすいです。新NISAとiDeCoの詳しい比較は、新NISAとiDeCoの違いで整理しています。

まとめ。旧つみたてNISAは保有管理、新規投資は新NISA

つみたてNISAは新規投資を終了し、現在は新NISAのつみたて投資枠が中心です。旧つみたてNISAの商品は新NISAとは別枠で管理され、非課税期間が残っている間は保有を続けることができます。

これから積立投資を始めるなら、新NISAのつみたて投資枠を使い、低コストで分散性の高い投資信託を長期で積み立てるのが基本です。旧枠の商品は、非課税期間、商品コスト、今後の投資方針を見ながら判断しましょう。

参考リンク

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。