楽天ブラックカードと楽天証券クレカ積立2%還元

楽天証券のクレカ積立では、楽天ブラックカードを使うと投資信託の積立額に対して2.0%の楽天ポイントが進呈されます。月10万円までカード決済できるため、上限まで積み立てれば年間24,000ポイントを獲得できます。

ただし、楽天ブラックカードは年会費33,000円(税込)の上位カードです。2026年時点でも、取得には楽天プレミアムカードを12カ月以上保有し、直近12カ月間のカード請求金額が合計500万円以上などの条件があります。つまり「クレカ積立2%還元だけ」を目的に作るカードではなく、旅行・楽天経済圏・高額決済などの特典まで含めて判断すべきカードです。

この記事では、楽天ブラックカードのクレカ積立2%還元の仕組み、申込条件、年会費との損益分岐点、注意点を2026年版として整理します。

楽天ブラックカードのクレカ積立は2%還元

楽天証券のクレカ積立(楽天カードクレジット決済)では、投資信託の積立を楽天カードで決済できます。積立額は毎月100円から10万円までで、新NISAのつみたて投資枠でも利用できます。

楽天ブラックカードを使った場合のポイント進呈率は2.0%です。楽天証券の公式ページでも、楽天カード決済では最大2%の楽天ポイントが付与されると案内されています。

月10万円を上限まで積み立てた場合のポイントは次の通りです。

毎月の積立額 還元率 毎月のポイント 年間ポイント
50,000円 2.0% 1,000ポイント 12,000ポイント
100,000円 2.0% 2,000ポイント 24,000ポイント

新NISAのつみたて投資枠は年間120万円なので、月10万円のクレカ積立だけでつみたて投資枠をちょうど使い切れます。NISAの基本は、当サイトのNISA制度の基本も参考にしてください。

楽天カード別のクレカ積立還元率

楽天証券のクレカ積立は、利用する楽天カードの種類と、積立する投資信託の代行手数料によって還元率が変わります。

2026年時点の目安は次の通りです。

カード種類 主な還元率 月10万円積立時の年間ポイント 年会費
楽天カード 0.5%〜1.0% 6,000〜12,000ポイント 無料
楽天ゴールドカード 0.75%〜1.0% 9,000〜12,000ポイント 2,200円(税込)
楽天プレミアムカード 1.0% 12,000ポイント 11,000円(税込)
楽天ブラックカード 2.0% 24,000ポイント 33,000円(税込)

楽天証券の投信積立の決済方法案内では、ポイント進呈率2%は楽天ブラックカード利用時で、楽天ブラックカードの申込には楽天カードが定める条件があると説明されています。

通常の楽天カードや楽天ゴールドカードは、低コストインデックスファンドでは還元率が下がるケースがあります。一方、楽天ブラックカードは2%還元が大きな魅力です。

楽天ブラックカードの申込条件は?誰でも申し込めるわけではない

楽天ブラックカードは、かつては原則として招待制のカードでした。2024年7月以降は条件を満たす人が申し込めるようになりましたが、2026年時点でも「誰でも申し込めるカード」ではありません。

楽天カード公式の楽天ブラックカードの案内では、主な申込条件として次の2つが示されています。

  • 現在、楽天プレミアムカードを保有していること
  • 楽天プレミアムカード契約から、楽天カードが定める時点で12カ月以上経過していること
  • 楽天カードが定める直近12カ月間のカード請求金額の合計が500万円以上であること

対象者の更新は年4回(1月・4月・7月・10月)行われ、条件を達成した人には楽天e-NAVI内に案内バナーが表示されます。なお、条件を満たしていても楽天カード側の総合判断により案内が表示されない場合があります。また、条件を満たしていなくても個別に案内が届く可能性もあります。

つまり、楽天ブラックカードは「申込条件が公開された上位カード」ではありますが、最終的には審査と楽天カード側の判断があります。

楽天ブラックカードの年会費と主な特典

楽天ブラックカードの年会費は33,000円(税込)です。公式情報では、主な特徴として次のような内容が案内されています。

  • 年会費33,000円(税込)
  • 楽天証券の投信積立で100円につき2ポイント
  • ご利用可能枠は最高1,000万円
  • 家族カードは2枚まで年会費無料
  • 海外旅行傷害保険は最高1億円
  • 国内旅行傷害保険は最高5,000万円
  • 動産総合保険は最高300万円
  • 海外・国内空港ラウンジ、コンシェルジュ、手荷物宅配サービス

楽天ブラックカードのカード特典や損益分岐点は、Money Lifehackの楽天ブラックカードの年会費・特典・申込条件の解説でも詳しく整理されています。

クレカ積立2%だけで年会費は回収できる?

楽天ブラックカードで月10万円を積み立てた場合、年間ポイントは24,000ポイントです。年会費33,000円をそのまま回収できるわけではありません。

ただし、比較対象によって見方は変わります。

比較対象 相手の年間ポイント ブラックとの差 年会費差 積立還元だけの評価
楽天カード(0.5%の場合) 6,000ポイント +18,000ポイント +33,000円 差額だけでは年会費を回収できない
楽天プレミアムカード 12,000ポイント +12,000ポイント +22,000円 プレミアム比では年会費差を埋めきれない

楽天プレミアムカードとの比較では、楽天ブラックカードの年会費は22,000円高くなります。クレカ積立による追加ポイントは最大でも年12,000ポイントなので、積立還元だけでは差額を埋めきれません。

つまり、楽天ブラックカードは「クレカ積立2%で年会費を完全回収するカード」ではありません。空港ラウンジ、コンシェルジュ、家族カード2枚無料、旅行保険、楽天サービスの上乗せ特典なども使う人に向いています。

楽天ブラックカードでクレカ積立をする手順

楽天ブラックカードでクレカ積立をする手順は、通常の楽天カード決済と同じです。

  1. 楽天証券で投信積立の対象ファンドを選ぶ
  2. 積立設定で楽天カードクレジット決済を選ぶ
  3. 決済カードに楽天ブラックカードを設定する
  4. 毎月の積立額を100円〜10万円の範囲で設定する
  5. 必要に応じてNISA口座、ポイント利用、楽天キャッシュ積立も併用する

楽天証券は、楽天カード決済10万円に加えて、楽天キャッシュ決済を併用すれば月15万円までポイントを受け取りながら積立できると案内しています。楽天キャッシュ積立の仕組みは、ポイント投資の攻略ブログの楽天キャッシュ投資(積立)のやり方とメリットも参考になります。

注意点:ポイント目的だけで高コスト投信を買わない

クレカ積立のポイント還元は魅力的ですが、ポイント目的で高コストの投資信託を選ぶのは本末転倒です。

長期投資では、信託報酬や運用成績の差がリターンに大きく影響します。2%還元を得るために、自分の投資方針に合わない商品や高コストファンドを買う必要はありません。

また、クレカ積立で買った投資信託をすぐ売却してポイントだけを得る「即売り」については、制度変更や手間、価格変動リスク、証券会社側のルール変更リスクがあります。Money Lifehackのクレカで投信積立して即売りするのはアリかナシかも確認しておくとよいでしょう。

通常ポイントの使い道まで含めて考えるなら、ポイント投資の攻略ブログの楽天ポイント投資の活用術と注意点も役立ちます。

楽天ブラックカードのクレカ積立が向いている人

楽天ブラックカードの2%還元が向いているのは、次のような人です。

  • 楽天プレミアムカードをすでに使っていて、年間500万円以上の決済が自然にある
  • 新NISAのつみたて投資枠で毎月10万円を積み立てる予定がある
  • 楽天証券、楽天市場、楽天トラベルなど楽天経済圏をよく使う
  • 空港ラウンジ、旅行保険、コンシェルジュ、手荷物宅配なども使う
  • 楽天ブラックカードを上位カードとして持つこと自体に価値を感じる

一方、次のような人は無理に狙う必要はありません。

  • 年間500万円のカード利用を無理に作る必要がある
  • クレカ積立以外の特典をほとんど使わない
  • 年会費33,000円を負担に感じる
  • 楽天証券以外のクレカ積立でも十分だと感じている

楽天証券全体の使い勝手は、当サイトの楽天証券の特徴とメリット楽天証券・楽天銀行・楽天カードを組み合わせるメリットも参考になります。

まとめ:2%還元は強いが、ブラックカードは総合判断で

楽天ブラックカードの楽天証券クレカ積立2%還元は、2026年時点でも非常に強力です。月10万円を積み立てれば年間24,000ポイントを獲得でき、新NISAのつみたて投資枠とも相性がよい仕組みです。

一方で、楽天ブラックカードは年会費33,000円(税込)の上位カードです。楽天プレミアムカードとの年会費差22,000円に対して、クレカ積立の追加ポイントは最大12,000ポイントなので、積立還元だけで年会費差を回収するのは難しいです。

また、申込条件も「楽天プレミアムカード12カ月以上」「直近12カ月のカード請求金額500万円以上」が軸で、条件達成後も案内表示や審査があります。

結論として、楽天ブラックカードは、すでに楽天プレミアムカードを使い込んでいて、楽天証券で月10万円積立をし、旅行・ラウンジ・保険・コンシェルジュなどの特典も使う人には有力です。反対に、クレカ積立のポイントだけが目的なら、楽天プレミアムカードや通常の楽天カード、楽天キャッシュ積立との併用でも十分なケースがあります。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。