楽天証券で投資信託を保有するとポイントがもらえる仕組みは、以前より少し分かりにくくなっています。以前のように、投資信託の残高全体に対して単純に毎月ポイントが貯まるというより、現在は「投信残高ポイントプログラム」と「資産形成ポイント・ハッピープログラム」を分けて見る必要があります。

この記事では、2026年時点の楽天証券における投信保有ポイントの仕組みを整理します。楽天証券でNISAや投信積立をしている人は、どのポイントが毎月もらえるものなのか、どれが到達時だけのポイントなのかを確認しておきましょう。

この記事の結論

  • 楽天証券の投信保有ポイントは、全ファンド一律ではありません。
  • 毎月ポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」は、対象ファンド限定です。
  • 対象ファンドには、楽天・プラスシリーズの一部インデックスファンドが含まれます。
  • 資産形成ポイント・ハッピープログラムは、残高が一定額に初めて到達したときのポイントです。
  • 投信保有ポイントだけで証券会社を選ぶより、クレカ積立、NISA、商品ラインアップ、ポイント経済圏を含めて比較する方が現実的です。

楽天証券の投信保有ポイントは2種類に分けて考える

楽天証券の投資信託ポイントは、大きく分けると次の2つです。

制度 ポイントの付き方 主な注意点
投信残高ポイントプログラム 対象ファンドの月間平均保有金額に対して毎月ポイント進呈 対象ファンドが限定される
資産形成ポイント・ハッピープログラム 投資信託残高が一定額に初めて到達したときにポイント進呈 毎月残高に対して継続的にもらえる仕組みではない

この2つを混同すると、実際にもらえるポイントを過大に見積もりやすくなります。特に重要なのは、「毎月もらえるポイント」と「一定残高に初めて到達したときにもらえるポイント」は別物だという点です。

投信残高ポイントプログラムは対象ファンド限定

楽天証券の投信残高ポイントプログラムは、対象ファンドの月間平均保有金額に応じて、毎月ポイントが貯まる制度です。公式ページでは、楽天・プラスシリーズの一部ファンドが対象として案内されています。

対象ファンド例 ポイント進呈率(年率)
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド 0.017%
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド 0.028%
楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド 0.033%
楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド 0.053%
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド 0.05%
楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド 0.05%

ポイントは「月間平均保有金額×ポイント進呈率」をベースに計算され、翌々月初に進呈されます。月末時点の残高だけではなく、月間平均保有金額で計算される点にも注意が必要です。

資産形成ポイント・ハッピープログラムは到達時のポイント

楽天証券の資産形成ポイントは、投資信託の保有残高が一定額に初めて到達した場合にポイントが進呈される仕組みです。楽天銀行のハッピープログラム対象者はハッピープログラムで楽天ポイントが進呈され、対象外の場合は資産形成ポイントとして証券ポイントが進呈されます。

基準残高は10万円、30万円、50万円、100万円、200万円、300万円、400万円、500万円、1,000万円、1,500万円、2,000万円などに設定されています。

資産形成ポイントで誤解しやすい点

  • 毎月残高に対して継続的にもらえるポイントではありません。
  • 2022年4月末以降、基準残高に初めて到達した場合が対象です。
  • iDeCo、ラップ経由の投信、楽天・マネーファンド、外貨建MMFなどは判定残高に含まれません。
  • 投信残高ポイントプログラムの対象ファンドは、資産形成ポイント・ハッピープログラムの対象から除外されます。

楽天証券の投信ポイントは昔より「選ぶファンド」が重要

以前の楽天証券は、投資信託の残高に応じたポイント還元が分かりやすい時期もありました。しかし現在は、対象ファンド限定の投信残高ポイントプログラムと、到達時だけの資産形成ポイントに分かれています。

そのため、楽天証券で投信保有ポイントを重視するなら、どのファンドを保有するかが重要です。楽天・プラスシリーズを中心に運用するなら投信残高ポイントプログラムの恩恵を受けやすい一方、eMAXIS Slimシリーズなど対象外ファンドを中心に保有する場合は、保有残高に対して毎月ポイントが貯まるわけではありません。

クレカ積立・楽天キャッシュ積立も含めて見る

楽天証券を使うメリットは、投信保有ポイントだけではありません。楽天カード、楽天キャッシュ、楽天ポイント投資、楽天市場のSPUなどを組み合わせられる点も大きな特徴です。

ただし、投信保有ポイントの還元率だけを比較すると、松井証券やSBI証券、マネックス証券の方が有利に見えるケースもあります。楽天証券は、楽天ポイント経済圏との相性を含めて評価した方が実態に近いです。

証券会社ごとの投信保有ポイントやクレカ積立ポイントは、投資信託の保有ポイント・クレカ積立ポイント比較でまとめています。

楽天証券が向いている人

投信保有ポイントだけで見ると、楽天証券が常に最有力というわけではありません。それでも、次のような人には楽天証券は使いやすい証券会社です。

  • 楽天ポイントを貯める・使う機会が多い人。
  • 楽天カードや楽天キャッシュで投信積立をしたい人。
  • 楽天・プラスシリーズを中心に運用したい人。
  • 楽天銀行とのマネーブリッジを使いたい人。
  • NISA口座を楽天経済圏にまとめたい人。

楽天証券全体の使いどころは、楽天証券の分析ページでも整理しています。

まとめ

楽天証券の投信保有ポイントは、現在は「対象ファンドに対して毎月貯まる投信残高ポイントプログラム」と、「基準残高に初めて到達したときの資産形成ポイント・ハッピープログラム」に分けて見る必要があります。

毎月の還元を期待するなら、投信残高ポイントプログラムの対象ファンドかどうかを確認しましょう。一方で、楽天証券はポイント還元率だけでなく、楽天カード積立、楽天キャッシュ積立、楽天ポイント投資、楽天銀行連携まで含めて評価する証券会社です。

参考:投信残高ポイントプログラム資産形成ポイントポイントプログラム

ABOUT ME
高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。