移動平均乖離率とは?売られすぎ・買われすぎを見る使い方と注意点【2026年版】

移動平均乖離率とは、現在の株価が移動平均線からどれくらい離れているかをパーセントで示す指標です。株価が短期的に上がりすぎているか、下がりすぎているかを見る補助指標として使われます。
この記事の結論
- 移動平均乖離率は、現在値と移動平均線の距離を見る指標。
- プラスが大きいほど移動平均線より上、マイナスが大きいほど下に離れている。
- 売られすぎ・買われすぎの目安にはなるが、単独で売買判断をしない。
- 強い上昇トレンドや下落トレンドでは、乖離した状態が続くことがある。
- 出来高、業績、地合い、信用需給と合わせて確認する。
移動平均乖離率の基本
| 項目 | 内容 | 見方 |
|---|---|---|
| 計算式 | (現在値-移動平均値)÷移動平均値×100 | 移動平均線からの離れ具合を示す |
| プラス乖離 | 株価が移動平均線より上 | 短期的な過熱感を見る |
| マイナス乖離 | 株価が移動平均線より下 | 短期的な売られすぎを見る |
| よく使う期間 | 25日、75日、200日など | 短期・中期・長期で意味が変わる |
乖離率は逆張りの入口に使われやすい
移動平均乖離率は、株価が平均から大きく離れたときに、反発や反落の可能性を見るために使われます。たとえば25日移動平均線から大きく下に離れていれば、短期的には売られすぎと考える投資家が増えます。
ただし、売られすぎだから必ず反発するわけではありません。業績悪化、不祥事、増資、信用不安などの理由で下落している場合、乖離率だけで買うと損失が広がることがあります。
銘柄ごとに目安は変わる
大型株、成長株、低位株、材料株では、普段の値動きの大きさが違います。同じマイナス10%の乖離でも、安定大型株と値動きの荒い小型株では意味が変わります。
過去の値動き、決算前後の変動、出来高、信用残を見て、その銘柄にとってどの程度の乖離が大きいのかを確認しましょう。
トレンド相場では機能しにくい
強い上昇トレンドでは、プラス乖離が大きいまま株価が上がり続けることがあります。逆に、強い下落トレンドでは、マイナス乖離が大きくてもさらに下がることがあります。
乖離率は逆張りの参考にはなりますが、トレンドに逆らう指標でもあります。損切りルールや保有期間を決めずに使うのは避けましょう。
他の情報と組み合わせる
乖離率を見るときは、ローソク足、出来高、決算、PER・PBR、信用評価損益率、空売り比率なども合わせて確認します。指標を増やしすぎる必要はありませんが、乖離率だけで理由を作らないことが重要です。
日本証券業協会も、投資判断では情報を鵜呑みにせず、商品の特徴やリスクを理解する姿勢が重要だと説明しています。
確認チェックリスト
- どの移動平均線を基準にしているか確認する。
- その銘柄の過去の乖離幅を確認する。
- 下落理由が一時的か、業績悪化かを確認する。
- 反発狙いなら損切りラインを先に決める。
- NISA枠で短期逆張りをしすぎない。






















