株を買う流れは、証券口座を用意し、入金し、銘柄を選び、注文を出し、約定後に保有状況を確認するという順番です。手順自体はシンプルですが、注文方法や取引時間を理解していないと、想定外の価格で買ってしまうことがあります。

先に結論

初心者は、最初から成行注文だけで買うのではなく、購入価格、株数、手数料、NISA口座の利用可否を確認してから注文しましょう。特に値動きが大きい銘柄では、指値注文を使う方が価格を管理しやすくなります。

株を買うまでの流れ

手順 やること 確認ポイント
1 証券口座を開設する NISA、特定口座、手数料、アプリの使いやすさ
2 入金する 即時入金、銀行連携、買付余力
3 銘柄を選ぶ 業績、配当、株価水準、出来高
4 注文条件を入力する 株数、価格、成行・指値、口座区分
5 注文を確認して発注する 予想約定代金、手数料、注文期限
6 約定と保有状況を確認する 約定価格、約定数量、受渡日

口座区分を先に確認する

株を買うときは、どの口座で買うかを選びます。一般的には、税金計算を証券会社に任せやすい特定口座を使う人が多く、非課税制度を使うならNISA口座を選びます。

  • NISA口座:対象商品なら売却益や配当が非課税になる
  • 特定口座:年間取引報告書が作成され、税務処理をしやすい
  • 一般口座:自分で損益計算や確定申告の準備が必要になる

新NISAの基本は新NISAで積立投資を始める方法、口座区分の違いは特定口座と一般口座の違いで解説しています。

成行注文と指値注文の違い

注文方法で迷いやすいのが、成行注文と指値注文です。

注文方法 特徴 向いている場面
成行注文 価格を指定せず、成立を優先する 流動性が高く、すぐ買いたいとき
指値注文 買いたい価格の上限を指定する 想定価格を超えて買いたくないとき

成行注文は約定しやすい一方で、板が薄い銘柄や急変時には想定より高い価格で買うことがあります。指値注文は価格を管理しやすい反面、指定価格まで下がらなければ約定しません。

単元株と単元未満株を確認する

国内上場株式は、原則として100株単位で売買されます。株価が1,000円なら、通常の単元株では約10万円が購入目安です。

証券会社によっては、1株単位で買える単元未満株サービスもあります。少額から始めたい場合は、単元未満株取引の比較少額投資におすすめの証券会社も確認しておきましょう。

取引時間と約定の確認

東証の立会時間は前場と後場に分かれています。注文は証券会社の受付時間内で出せますが、実際に市場で売買が成立する時間や注文の扱いは市場ルールに従います。

注文を出しただけでは買えたことになりません

注文が市場に出ても、条件が合わなければ未約定のまま残ります。発注後は、注文照会画面で「受付済み」「一部約定」「約定済み」「失効」などの状態を確認してください。

買った後に確認したいこと

  • 約定価格と平均取得単価
  • 保有株数と評価損益
  • 配当金の受取方法
  • 決算発表予定日
  • 売却ルール、損切りライン、利益確定ライン

株を買う前に、売る条件も決めておくと感情的な売買を減らせます。損失管理には逆指値注文、利益確定と損切りを同時に考えるならOCO注文も便利です。

参考情報

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。