生命保険の見直し

生命保険の見直しでは、商品名や保険料の安さから入るより、誰が、いつ、いくら困るのかを先に整理することが重要です。必要な保障を決めてから、死亡保険、医療保険、就業不能保険、貯蓄型保険を選びます。

この記事の結論

  • 生命保険は、万一のときに家計が困る金額を補うために使う。
  • 独身、共働き、子育て世帯、住宅ローンありでは必要保障額が違う。
  • 医療保険は高額療養費制度や貯蓄額を踏まえて考える。
  • 貯蓄型保険は保険と運用を分けて比較する。
  • 保険料が家計を圧迫するなら、保障額・期間・特約を見直す。

生命保険の見直し順

手順 確認すること 注意点
家族構成 扶養家族と収入源 独身と子育て世帯で必要額は違う
公的保障 遺族年金・健康保険・高額療養費 民間保険で全額を埋めない
必要保障額 生活費・教育費・住宅費 期間と金額を分ける
保険種類 定期・終身・医療・就業不能 目的ごとに選ぶ
保険料 家計に無理がないか 特約の重複に注意

必要保障額から考える

生命保険は、不安をすべて消すための商品ではありません。家計で本当に困る金額を補う商品です。配偶者の収入、貯蓄、住宅ローン、教育費、遺族年金を踏まえて、必要保障額を見積もります。

子どもが小さい時期は死亡保障が必要になりやすく、子どもが独立した後は保障額を下げられる場合があります。保障は一生同じ額で持つものではなく、ライフステージで調整するものです。

医療保険は公的制度と貯蓄を踏まえる

医療保険を考えるときは、高額療養費制度、傷病手当金、勤務先の福利厚生、貯蓄額を確認します。民間医療保険は、入院や手術で家計が崩れるリスクを補う位置づけです。

貯蓄が十分にある人は、医療保険を最小限にする選択肢もあります。一方で、自営業者や貯蓄が少ない人は、就業不能リスクや収入減少も含めて考える必要があります。

貯蓄型保険は運用商品として比較する

終身保険、個人年金保険、学資保険のような貯蓄型保険は、保障と貯蓄が一体になっています。途中解約で元本割れすることがあり、運用利回りも低コスト投信や預金と比較する必要があります。

保険で貯めるメリットは、強制的に積み立てやすい点です。ただし、柔軟性やコストでは、保険と運用を分けた方が合う家庭もあります。

特約と重複を整理する

保険を長く契約していると、医療特約、がん特約、三大疾病特約、介護特約などが重なりやすくなります。特約を増やすほど安心感は増えますが、保険料も上がります。

見直しでは、保障を削ることだけが目的ではありません。必要な保障を残し、重複や過剰な保障を減らして、家計の固定費を適正化することが目的です。

見直しチェックリスト

  • 扶養家族と収入源を整理する。
  • 遺族年金・高額療養費制度・勤務先制度を確認する。
  • 必要保障額と必要な期間を分けて考える。
  • 貯蓄型保険は解約返戻金と実質利回りを見る。
  • 保険料を下げた分の貯蓄・投資先も決める。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。