2台以上の車がある家庭の自動車保険見直しを整理するイメージ

家に2台以上の車がある場合、自動車保険は「1台ずつ安いプランを探す」だけでなく、家族全体で補償が重複していないかを見ると見直しやすくなります。特に人身傷害保険、弁護士費用特約、個人賠償責任特約、車両保険は重複しやすい項目です。

ただし、保険料を下げるために必要な補償まで外すのは危険です。自賠責保険は他人の人身損害を一定範囲で補償する制度で、自分や同乗家族、車両、物損まで広く守るものではありません。任意保険は、万一の事故で家計を壊さないための備えとして考えましょう。

2台以上ある家庭で見直しやすい補償

項目見直しポイント注意点
人身傷害保険搭乗中のみか、車外事故も対象かを確認する補償範囲を狭めると家族の事故に備えにくい
弁護士費用特約家族で1契約あれば足りる場合がある補償対象者の範囲を必ず確認する
個人賠償責任特約火災保険や自転車保険と重複しやすい自動車事故以外の補償範囲を確認する
車両保険車の時価、修理費、免責金額で判断するローン残債がある車は外しすぎに注意

人身傷害保険は補償範囲を見る

人身傷害保険は、自分や同乗者が事故でケガをした場合の治療費、休業損害、精神的損害などに備える補償です。保険会社や契約内容によって、契約車両に乗っている時だけを対象にするタイプと、歩行中や他の車に乗っている時まで対象にするタイプがあります。

2台以上の車がある家庭では、すべての車で広い補償を重ねる必要があるかを確認します。家族の移動パターン、通勤利用、子どもの送迎、別居の未婚の子の扱いなどで必要な範囲が変わるため、単純に片方を外すのではなく、補償対象者と対象事故を見て判断しましょう。

特約は家族単位で重複しやすい

弁護士費用特約や個人賠償責任特約は、1つの契約で家族まで補償されることがあります。この場合、2台の車に同じ特約を付けていても、実質的には重複している可能性があります。火災保険やクレジットカード付帯保険で個人賠償責任補償に入っているケースもあります。

一方で、特約の対象者や補償額、示談交渉サービスの有無は契約によって違います。保険証券を並べて、対象者、補償額、事故の範囲、免責事項を確認してから外す順番を決めましょう。

車両保険は車ごとに判断する

車両保険は、車の年式や時価、修理費、ローン残債で必要性が変わります。古い車で時価が低く、貯金で修理・買い替えに対応できるなら、免責金額を上げる、限定タイプにする、外すといった選択肢があります。

反対に、ローン残債が大きい車、通勤や仕事に不可欠な車、買い替え資金をすぐ用意できない車は、車両保険を残す意味があります。保険料だけでなく、事故後に家計が耐えられるかで考えるのが大切です。

見直しの手順

  • 家族全員の車と保険証券を並べる
  • 人身傷害、弁護士費用、個人賠償、車両保険を確認する
  • 補償対象者と対象事故の範囲を見る
  • 重複している特約から優先して整理する
  • 保険料削減後も、事故時の自己負担額に耐えられるか確認する

自動車保険の見直しは、安くすることよりも「必要な補償を残し、重複だけを減らす」ことが大切です。2台以上ある家庭ほど、1台ずつではなく家族全体の補償として整理すると、無理のない節約につながります。

参考:日本損害保険協会「自動車保険」自動車保険の加入時に知っておきたいポイント

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。