逆指値注文とは?損切り・利益確保に使う方法と注意点【2026年版】
逆指値注文は、株価が指定した条件に達したときに注文を出す方法です。損切り、利益確定、上昇トレンドへの追随などに使えるため、株式投資でリスク管理を考えるなら理解しておきたい注文方法です。
先に結論
逆指値は「損失を必ず指定価格で止める注文」ではありません。指定した条件に達したら注文を出す仕組みなので、急落時には想定より不利な価格で約定することがあります。便利な注文ですが、万能な保険ではありません。
逆指値注文とは
通常の指値注文は、「この価格以下なら買う」「この価格以上なら売る」という注文です。逆指値注文はその逆で、指定した価格以上になったら買う、指定した価格以下になったら売る、という条件で注文を出します。
| 注文 | 買い | 売り |
|---|---|---|
| 指値 | 指定価格以下で買う | 指定価格以上で売る |
| 逆指値 | 指定価格以上になったら買い注文を出す | 指定価格以下になったら売り注文を出す |
逆指値は、現在値から見て不利な方向に条件を置く注文です。そのため、損切りやブレイクアウト狙いに使われます。
逆指値の代表的な使い方
損切り注文として使う
保有株が一定価格まで下がったら売る、という条件を設定しておく使い方です。例えば1,000円で買った株について、950円を下回ったら売るように設定しておけば、相場を見ていない時間でも損失拡大を抑える行動が取りやすくなります。
ただし、950円で必ず売れるとは限りません。逆指値の条件に到達した後、成行注文で出すか、指値注文で出すかによって約定価格や約定しやすさが変わります。
利益を守る注文として使う
株価が上昇した後に、現在値より下に逆指値を置く方法です。利益が乗っている銘柄で、一定水準を割り込んだら売るようにしておけば、利益をある程度守りながら上値を追うことができます。
上昇トレンドへの買い注文として使う
株価が特定の節目を上抜けたら買う、という使い方もあります。例えば1,000円を超えたら上昇が強いと判断して買う、といった注文です。
この使い方では、高値づかみになるリスクもあります。逆指値買いは、事前に損切り水準と投資金額を決めておくことが重要です。
逆指値の注意点
急落時は想定価格で売れないことがある
悪材料や相場急変で株価が大きく下がると、逆指値の条件に達した後、かなり低い価格で約定することがあります。特に流動性の低い銘柄では、板が薄く価格が飛びやすいため注意が必要です。
- 逆指値条件に達しても、必ず指定価格で約定するわけではない
- 逆指値の後に出す注文が成行か指値かで結果が変わる
- 板が薄い銘柄では価格が飛びやすい
- 一時的な急落で売らされた後、株価が戻ることもある
- 証券会社によって注文名称や細かな仕様が異なる
成行と指値のどちらで発注するか
逆指値は、条件に達した後の注文方法が重要です。
| 条件到達後の注文 | 特徴 |
|---|---|
| 成行 | 約定しやすい一方、急変時には不利な価格で約定する可能性があります。 |
| 指値 | 価格を限定できますが、相場が一気に通過すると約定しないことがあります。 |
損切りを優先するなら成行、価格を重視するなら指値という考え方になります。ただし、どちらにも欠点があります。
逆指値とOCO注文の違い
逆指値は、単独では「一定条件で売る」「一定条件で買う」注文です。一方、OCO注文は、利益確定の指値と損切りの逆指値を同時に出し、片方が約定したらもう片方を取り消す注文です。
保有株の利益確定と損切りを同時に考えたい場合は、OCO注文の使い方も確認してください。
逆指値を使う前のチェックリスト
- 損切り価格を感情ではなく事前に決めているか
- 条件到達後の注文が成行か指値かを理解しているか
- 銘柄の板の厚さと出来高を確認したか
- 決算発表や重要イベント前に注文を置くリスクを理解しているか
- 注文の有効期限を確認したか
逆指値は、損失をゼロにする仕組みではありません。ただ、事前に損切りルールを決めておくことで、相場急変時に判断が遅れるリスクを減らせます。
