この記事の結論

  • 古い個人向け国債を保有していた人は、まず満期到来済みかを確認しましょう。
  • 10年満期の商品は、購入時期によってはすでに償還済みです。
  • 現在も保有している個人向け国債がある場合は、利率、満期、中途換金時の調整額を確認します。
  • 買い直しを検討する場合は、最新の募集金利とキャンペーンを比較しましょう。

過去に個人向け国債を購入し、そのままにしている場合、「今の金利水準と比べて不利ではないか」「中途換金して買い直した方がよいのか」が気になるところです。

この記事では、古い個人向け国債を持っている人が確認すべきポイントを2026年版として整理します。最新の金利とキャンペーンは、個人向け国債ランキングでまとめています。

まず満期を確認する

個人向け国債には、変動10年、固定5年、固定3年があります。古い10年満期の商品を購入していた場合、購入時期によってはすでに満期償還を迎えています。

たとえば、2010年代前半に購入した10年満期の個人向け国債は、2026年時点では満期到来済みのものが多くなっています。証券会社や銀行の取引残高報告書、口座画面、通帳、取引報告書などで現在の保有状況を確認しましょう。

現在も保有している場合に見るべき項目

現在も個人向け国債を保有している場合は、以下の3点を確認します。

確認項目 見る理由
現在の適用利率 新しく募集されている国債や定期預金と比較するため
満期日 満期まで待つか、中途換金するかを判断するため
中途換金調整額 買い直し時の実質的なコストを確認するため

財務省の商品概要では、個人向け国債は原則として発行後1年経過すれば中途換金可能とされています。ただし、中途換金時には直前2回分の各利子相当額に基づく調整額が差し引かれます。

買い直しを検討してよいケース

以下のような場合は、買い直しや他の商品への移し替えを検討する余地があります。

  • 現在の適用利率が、新しく募集されている個人向け国債よりかなり低い
  • 中途換金調整額を差し引いても、買い直し後の利率差で回収しやすい
  • 定期預金や普通預金のキャンペーン金利の方が目的に合っている
  • そもそも満期まで待つ必要がない資金である

一方で、すぐ使う予定の資金を無理に個人向け国債へ入れる必要はありません。発行から1年以内は原則として中途換金できないため、生活防衛資金や近い将来に使う資金とは分けて考えましょう。

最新金利とキャンペーンを確認する

個人向け国債の金利は毎月変わります。また、証券会社や銀行のキャンペーンも対象商品、対象金額、新規資金条件、エントリー条件が変わります。

現在の募集条件は、個人向け国債ランキングで確認できます。安全資産の比較として、定期預金金利ランキングもあわせて見ると判断しやすくなります。

まとめ

古い個人向け国債を持っている人は、まず現在も保有しているのか、満期償還済みなのかを確認しましょう。そのうえで、現在の適用利率、満期日、中途換金調整額を見て、新しく買い直すメリットがあるかを判断します。

買い直しは必ず得になるわけではありません。最新の募集金利、キャンペーン、資金を使う時期を確認したうえで決めることが大切です。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。