貯金したいと思っているけどなかなか貯金できない。そんな方にお勧めなのが「積立貯金」です。毎月一定額を普通預金から天引きする形で始められる預金の一種で、多くの銀行で受け付けています。
お給料日などの収入が入ってくる日に天引き設定しておけば、自動的に貯金できます。多くの調査でも、残ったお金を貯金仕様とする人よりも最初から貯金する人の方が貯金が成功しているという結果が出ています。今回は貯金出来ない人にお勧めの積立貯金の特徴とメリット、デメリットをまとめていきます。
もくじ
積立貯金のしくみ
積立貯金は、毎月指定した日に指定した金額を普通預金口座から定期預金口座に振り替えてくれるというサービスです。例えば25日がお給料日という方は25日の日に3万円を積立貯金するというように設定しておけば、毎月3万円ずつを定期預金として貯金していくことができる仕組みです。
会社に「財形」などが無い人でも、天引きで貯金を始めることができます。
また、天引きされたお金は自動的に「定期預金」として扱われるので、普通預金口座に預けておくよりも多少高い金利で運用されるというのも大きなメリットの一つといえます。満期となる期間はある程度自由に設定することができます。
たとえば、3年後のある日に一括で受け取るという設定や、積立するお金を1年満期の定期とするよう設定もできます。前者は目的の決まっているお金に、後者は目的のないお金に向いている積立貯金の方法といえます。
積立貯金の始め方
以下は積立貯金を始める上での銀行の選び方や申し込みの方法などをまとめます。
どの銀行で始めるべき?
基本的には「収入などが入ってくる銀行口座」で始めるのが基本です。自動的に引き落とされる形になるから、お給料の振込口座と別の銀行で積立を始めるのは、お金を動かさないといけないのでちょっと面倒です。
その一方でやっぱり積み立て預金だからこそ、金利にもこだわりたいところですよね。2016年1月以降のマイナス金利政策で預金金利は大きく落ち込んでいますが、ネット銀行を中心に都市銀行や地方銀行よりは高い金利での積立預金も提供しています。
積立貯金おすすめはイオン銀行
イオン銀行は定期預金の金利も高めで、定期預金額に応じて共通ポイントのWAONポイントがたまるなどの金利以外の特典も魅力的です。利用にはクレジットカード一体型キャッシュカード(年会費永久無料)の利用が必要ですが、積立貯金では一番お勧めです。イオンのショッピングモールの中には支店もあるので安心です。
積立貯金の申し込みはどうやってやるの?
銀行の窓口で申し込みをするのが普通です。ネットからの申し込みができる銀行は少ないのが現状です。
この辺りは積立貯金をスタートするためのハードルが高いのでデメリットといえます。ネットバンクならソニー銀行がネットでの積立貯金の受付をやっているようです。ソニー銀行の評価等については「こちら」が参考になります。
積立貯金を始める上での注意点はあるの?
引き落とし日について固定の銀行もあるようです。基本的にはお給料等の振込日と同じ日に引き落としを掛けてくれるのがベストですので、それができるかどうかを確認しましょう。
また、金利が高いネットバンクや他の銀行で積立貯金を始めたいというのであれば、勤務先など振込先を変更できるかもあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
積立貯金する金額はいくらくらいがいいの?
まず最初は生活に困らない程度の範囲から始めましょう。目標としては手取りの2割くらいが貯金出来れば良いと思いますが、貯金は苦手だという人は月に1万円くらいからでもいいので始めてみましょう。
貯金金額の大きさよりもまずは始めてみるということが大切です。慣れたら増額していけばいいだけです。
積立貯金のメリット、デメリットのまとめ
積立貯金はお金を貯めるという上でも最も基本的な金融商品の一つです。こういうのは、思い立った時から始めるのが大切です。よし、貯金してみようと思ったら、すぐにでも通帳と印鑑を持って銀行に行ってみましょう。
メリット
・自動的に貯金を始めることができる、貯金が苦手という人にも○
・いつまでに○万円貯めたいという目標設定に向いている
・普通預金で貯めるよりも高金利で運用できる
デメリット
・申し込みがちょっと面倒(窓口申し込みが大半)
積立貯金の最大のメリット(強み)は半強制的に自動的に貯金ができていくというシステムができるというところです。貯金したいと思いながらもなかなか貯金することができないとお悩みの方はぜひお取り組み下さい。
以上、貯金できない人は「積立貯金」を始めよう、メリット・デメリットの紹介でした。