個人向け国債はマイナス金利になる?下限金利と元本の考え方【2026年版】
個人向け国債の基本
- 個人向け国債には年0.05%の下限金利があります。
- 市場金利が大きく下がっても、個人向け国債の適用利率は年0.05%を下回りません。
- 通常の国債を市場で売買する場合と、個人向け国債を保有する場合では価格変動リスクの見方が異なります。
- 発行から1年以内に使う予定の資金には向きません。
長期金利が大きく動くと、「個人向け国債の金利もマイナスになるのか」「元本割れするのか」と不安になる人がいます。結論からいうと、個人向け国債には年0.05%の下限金利があり、適用利率がマイナスになる仕組みではありません。
この記事では、個人向け国債の下限金利、元本、通常の国債との違いを整理します。
個人向け国債には下限金利がある
財務省の個人向け国債の商品概要では、個人向け国債の金利の下限は年0.05%とされています。変動10年、固定5年、固定3年のいずれも、下限金利が設けられています。
そのため、市場金利が低下しても、個人向け国債の適用利率が年0.05%を下回ることはありません。低金利局面では利回りの魅力は小さくなりますが、利率そのものがマイナスになる商品ではないという点は重要です。
市場で売買する国債とは違う
一般的な国債を市場で売買する場合、金利が上がると債券価格が下がるため、売却タイミングによっては元本割れすることがあります。
一方、個人向け国債は個人向けに設計された商品で、償還金額は額面金額100円につき100円です。中途換金時も、額面金額に経過利子相当額を加え、中途換金調整額を差し引く形になります。
つまり、通常の債券投資で意識する「市場価格の変動」と、個人向け国債の中途換金ルールは分けて考える必要があります。
中途換金には調整額がある
個人向け国債は、原則として発行後1年経過すれば中途換金できます。ただし、直前2回分の各利子相当額に基づく中途換金調整額が差し引かれます。
このため、「いつでも完全に無コストで引き出せる商品」ではありません。短期で使う予定があるお金は、普通預金や短期定期預金に置いた方が適しています。
2026年は定期預金との比較も重要
2026年は、預金金利や個人向け国債の利率が以前より高くなり、安全資産の選択肢が増えています。個人向け国債だけでなく、定期預金、普通預金、キャンペーン金利も比較しましょう。
最新の個人向け国債は、個人向け国債ランキングで整理しています。預金との比較は、定期預金金利ランキングも参考になります。
まとめ
個人向け国債は、年0.05%の下限金利があるため、適用利率がマイナスになる商品ではありません。また、通常の国債を市場で売買する場合とは異なり、個人向け国債には個人向けの中途換金制度があります。
ただし、中途換金には調整額があり、発行から1年以内に使う資金には向きません。安全資産として使うなら、利用時期と金利条件を確認して選びましょう。
