ネット証券のスマホ株アプリは、株価チェックだけでなく、入出金、銘柄検索、板・チャート確認、注文、保有株の管理までできるものが増えています。ただし、アプリごとに強い分野は違います。

先に結論

スマホ株アプリは「どの証券会社が有名か」よりも、自分がスマホで何をしたいかで選ぶ方が失敗しにくいです。日本株を素早く売買したいのか、米国株や投信もまとめて確認したいのか、チャートや板を重視するのかで向いているアプリは変わります。

スマホ株アプリで比較したいポイント

株アプリは見た目の好みだけで選ぶと、実際の取引で不便を感じることがあります。最低限、次の項目を確認しておきましょう。

  • 国内株式、米国株式、投資信託、NISAなど、取引したい商品に対応しているか
  • 成行、指値、逆指値、OCOなど必要な注文方法に対応しているか
  • 板、チャート、ニュース、ランキング、銘柄スクリーニングが見やすいか
  • 入金、出金、注文照会、保有残高確認までアプリ内で完結しやすいか
  • 生体認証、二要素認証、通知設定などセキュリティと使いやすさのバランスが良いか

主要ネット証券のスマホ株アプリ比較

証券会社 主なアプリ・サービス 見たいポイント
SBI証券 SBI証券 株アプリ 国内株式、信用取引、PTS対応、板・注文機能を重視する人向け
楽天証券 iSPEED 国内株・米国株・市況情報をまとめて確認したい人向け
マネックス証券 マネックス証券アプリ、マネックストレーダー株式スマートフォン 総合アプリと高機能株式取引アプリを使い分けたい人向け
松井証券 松井証券 日本株アプリ 入金から日本株取引、情報確認までシンプルに使いたい人向け

実際の対応商品や注文方法は変更されることがあります。口座開設前だけでなく、使う前にも公式ページやアプリ内の取引ルールを確認してください。

SBI証券の株アプリが向いている人

SBI証券の株アプリは、国内株式の取引に特化したアプリです。公式FAQでは、国内株式の現物・信用取引、PTSに対応するアプリとして案内されています。

SBI証券は日本株、米国株、投資信託、NISA、ポイントサービスなど全体の選択肢が広い証券会社です。スマホで国内株を機動的に売買したい人、PTSやSORも含めて考えたい人は候補になります。

SBI証券全体の使い方はSBI証券の分析ページ、時間外取引はSBI証券のPTS取引で整理しています。

楽天証券のiSPEEDが向いている人

楽天証券のiSPEEDは、国内株式だけでなく米国株式や市況情報も確認しやすいアプリです。楽天証券の取引チャネル案内では、iSPEEDが複数の商品やマーケット情報に対応するツールとして整理されています。

楽天証券を使うなら、楽天銀行との連携、楽天ポイント、新NISA、投信積立なども含めて判断したいところです。株アプリだけでなく、楽天経済圏との相性も含めて比較しましょう。

楽天証券の全体像は楽天証券の分析ページで確認できます。

マネックス証券のアプリが向いている人

マネックス証券は、総合アプリの「マネックス証券アプリ」と、株式取引向けの「マネックストレーダー株式 スマートフォン」を用意しています。日々の資産確認や入出金を総合アプリで行い、株式取引や情報確認を専用アプリで行うような使い分けができます。

マネックス証券は米国株や銘柄分析ツールの印象が強い証券会社です。日本株だけでなく米国株、投資信託、NISAも含めて使いたい人は、スマホでどこまで操作できるかを確認しておくとよいでしょう。

マネックス証券の全体像はマネックス証券の分析ページで整理しています。

松井証券の日本株アプリが向いている人

松井証券の日本株アプリは、シンプルに日本株を取引したい人に向いています。公式ページでは、入金から情報検索、取引までアプリ一つで完結しやすい点が案内されています。

松井証券は投資信託の保有ポイントやクレカ積立が強い証券会社ですが、日本株についてもアプリの使いやすさ、手数料体系、NISAでの手数料などを確認しておきたいところです。

松井証券の全体像は松井証券の分析ページで整理しています。

初心者はアプリだけで証券会社を決めない

アプリの使いやすさは重要ですが、口座選びの一部です

長期投資では、売買アプリよりもNISA対応、投信保有ポイント、クレカ積立、単元未満株、入出金のしやすさ、手数料の方が大きく効くことがあります。アプリだけで選ばず、投資スタイル全体で比較しましょう。

これから株を買う人は、まず株の買い方の流れを確認してください。注文画面で板を読むなら株の板の見方、少額から始めたい人は少額投資におすすめの証券会社も参考になります。

目的別の選び方

  • 日本株の売買を重視:SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券を板・注文機能で比較
  • 米国株もスマホで見たい:楽天証券やマネックス証券など、米国株対応の操作性を確認
  • 少額投資をしたい:単元未満株、ポイント投資、NISA対応を比較
  • 長期積立が中心:アプリよりも投信保有ポイント、クレカ積立、低コスト投信の取扱いを重視
  • 短期売買もする:板、チャート、逆指値、通知、注文訂正の使いやすさを重視

スマホ株アプリは、毎日触る可能性があるため使いやすさは重要です。ただし、最終的には「自分の投資目的に合う証券会社か」を基準に選びましょう。

参考情報

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。