投資全般・コラム

節分天井、彼岸底とはどんな意味?株式相場の代表的アノマリーは嘘?

節分天井・彼岸底という言葉があります。節分の時期(2月上旬)に株価は高値を付けて、その後のお彼岸(3月中旬)ごろに安値を付けるという有名な相場のアノマリーの一つです。

結論から言うとあまり相場の分析に有効とは言えないアノマリーです。

 元々は米相場に由来

アノマリーというのは、場において明確な理論・理由があるわけではないが、良く当たっているとされる経験則、事象を指します。なんとなくそうなっているよね。という話ですね。

株のアノマリーの意味とマーケット。相場のアノマリーは本当か?嘘か? アノマリーという言葉があります。アノマリーとは株などの相場では、市場において明確な理論・理由があるわけではないが、良く当たってい...

強引に説明すると1月効果で新年に投資資金が流入するが2月上旬には上場企業の決算が出そろい材料出尽くし、3月決算にかけて売りが出てくる。彼岸ごろになると配当や優待狙いの買いが入って相場を押し上げる。といった説明がされることもあります。

じゃあ、実際にどうなのか?ということで過去のデータを取っていきます。

2010年~2019年までの節分とお彼岸の日経平均の差

実際にいえるのか?というデータを日経平均株価の推移でみていきたいと思います。10年分もあればいいでしょ。

節分 お彼岸 増減率 節分天井・彼岸底
2019年 20,831 21,576 3.58% ×
2018年 23,274 21,803 -6.32%
2017年 18,918 19,521 3.19% ×
2016年 17,191 16,936 -1.48%
2015年 17,335 19,437 12.13% ×
2014年 14,619 14,277 -2.34%
2013年 11,254 12,365 9.87% ×
2012年 8,831 10,129 14.70% ×
2011年 10,431 8,962 -14.08%
2010年 10,404 10,846 4.25% ×

うーん、これは節分天井、彼岸底とは言えないですねぇ……。

2011年は大きく下げていますが、これは東日本大震災による株価下落による影響が大きいです。それ以外の年についてはむしろ底堅いような気がします。

こんな風に相場のアノマリーとして、色々言われている言葉の中には実際にはそんなことないんじゃない?という話も結構あります。もっともらしい理由付けがされることも多いですが、それが本当に正しいとは限らないわけです。

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