株式投資に興味はあるけど、まとまった資金を出すのは難しい。投資はお金をしっかり貯めてから始めたい。と考えて理う方も多いと思います。でも、そうやって後に後にするよりも、小額からでも投資ができる証券会社を活用して投資の経験を積んでおくほうがいいかもしれません。
今回はそんな株式に小額投資ができる証券会社をピックアップして紹介していきます。10年前では考えられませんでしたが、今では株式投資は数百円もあればスタートできる時代です。
もくじ
小額投資を始めるメリット、デメリット
小額投資を始めるメリット、デメリットを紹介します。まずはデメリットから説明します。それは、投資の結果(果実)としては今一つという点です。
仮に1万円でとうしをはじめたとします。この投資で年に10%の利益を上げられたとします。普通に投資の世界で考えれば、まずまずのリターンです。ただ、絶対的な金額で観ればわずか1000円のリターンでしかありません。
これが100万円の運用なら10万円、1000万円なら100万円というリターンになるわけですから、小額投資のデメリットは、頑張って運用してうまくいっても得られる成果が小さいという点です。
一方で、このデメリットは裏返せば運用に大失敗したとしても損失が限定的であるということになります。その分だけ、失敗を恐れずに色々なチャレンジが可能だという点はメリットといえます。
特に投資経験が浅い方は最初は失敗することもあるでしょう。まとまった資金を貯めてから運用するというよりも、小額投資から始めるというのはメリットが大きいと思います。
小額投資におすすめの証券会社・投資サービス
では、そんな小額投資を始めるにあたって、どんな証券会社・投資サービスがおすすめなのでしょうか?
- ネオモバ(株式投資をしたいならここがおすすめ)
- 日興フロッギー(コツコツ積立派ならこちら)
- 楽天証券(投資信託の運用ならこちら、NISA、iDeCoも対応)
とりあえず、全くの投資初心者の方にお勧めするのは上記の3社です。いずれも方向性が違いますので、使い分けましょう。一つの利用でもいいと思いますし、3つとも利用するというスタンスでももちろんOKです。
ネオモバ(株式投資をしたい方はこちら)
個別の株式投資をしたいというのであればネオモバ(SBIネオモバイル証券)が一番おすすめです。
- 手数料が格安(月間50万円以下なら実質20円)
- 1株単位で株が売買可能(通常は100株単位)
- Tポイントを使って投資もできる
こういった点が挙げられます。
手数料は月間取引金額が50万円までなら220円(税込)です。ただし、同社での株投資に使える200ポイント(Tポイント)がもらえるので実質コストは20円で済みます。小額投資なら十分この範囲で対応できると思われますので、超低コストで単元未満株取引(1株単位の株取引)が可能です。
小額投資で実際に株を売買したり、複数の色々な株式に投資してみたいという方にお勧めです。
日興フロッギー(特定の株を積み立て投資したい方にお勧め)
もう一つの株の少額取引としてお勧めのサービスは日興フロッギーです。
- 株式の定額投資が可能
- 100万円以下の買い付けは手数料無料(ただし、売却時は有料)
SMBC日興証券が提供している株の小額・定額投資サービスとなっています。通常の株式投資は株数単位で株取引をしますが、日興フロッギーは500円単位の定額で投資が可能です。
毎月500円単位で株式を積み立て投資するといった具合での定額投資が可能です。この定額投資は「ドルコスト平均法」による投資となり、長期積立に有利です。
買付時の手数料は100万円以下なら無料です。一方で売却時の手数料は0.5%~1%とやや高めに設定されています。1単元(100株)以上になれば手数料が安くなるので、ネオモバのケースと違って、細かく売買したり、数多くの株に投資をするスタイルには合いません。少しずつ同じ株を買い続けていきたいという方に向いています。
楽天証券(投資信託の運用ならこちら、NISA、iDeCoも対応)
個別の株式ではなく、投資信託などへの投資を考えている、あるいはNISA(つみたてNISA)、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)などを利用した投資をしたいと考えているなら楽天証券がおすすめです。
- 楽天カードで投信積立が可能(つみたてNISA対応)
- 楽天ポイントで投信や株式が買える
- iDeCo(イデコ)にも対応
まず、楽天カードで投資信託が買えるというのが強みです。なぜ強いのかというと買い付け額の1%相当の楽天ポイントが貯まる仕様になっているからです。2020年現在でクレジットカードで投資信託がかえる証券会社はいくつかありますが、1%のポイント還元は最高効率です。
さらに、楽天カードで貯まる楽天ポイントは楽天証券で投資信託の買い付けにも利用できるポイント投資が可能です。つまり、楽天証券×楽天カードの投信積立の場合、10,000円の買い付けで10,100円相当の投資信託が買えるのと同じことになります。1%増量です(笑)
これだけでも他社と比較して大きなアドバンテージがあります。積立は100円単位で可能なので、小額からでも投資可能です。
なお、つみたてNISA口座でも楽天カードを使っての積立投資設定が可能なので非課税口座も活用できます。このほか、楽天カードは使えませんがiDeCo(イデコ)の運用も可能です。
このように、投資信託を通じて資産形成をしていきたい、小額の積立投資をしていきたいなら楽天証券が最適です。
とりあえず、始めてみることが大切
どんなことにも言えることだと思いますが、投資は最初に始めてみることが一番ハードルが高いです。投資は数百円~の少額でも始めることができるので、お金が無いという話はハードルではありません。
始めてみるというステップがハードルになると思います。証券会社などの投資サービスへの口座開設・サービス利用開始がその一つになると思います。
口座開設/サービス利用の手続きはスマホからでもパソコンからも10分~15分もかかりません。まずは、投資ができる形だけでも作ってみませんか?