投資信託

松井証券が「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」のサービスを開始

松井証券は投資信託の販売サービスとしてロボットアドバイザーを活用した提案サービスを行っています。

リスク許容度からバランスの取れた投資信託の配分を提案する「投信工房」というサービスを従来より提供していましたが2019年より「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」という二つのサービスも追加しています。

今回はこの二つの新サービスの内容を掘り下げていきたいと思います。

松井証券の3つのロボアドサービス

ちなみに、松井証券のロボアド投資サービスは投資を全部お任せするタイプではありません。あくまでも、投資信託を提案するだけのサービスです。利用料は無料となっています。

対して、投資を完全にお任せできるサービスとしては、他社だと「THEO(テオ)」や「楽ラップ(楽天証券)」などがありますね。こちらは資金を預けておけば自動運用してもらえますが、残高に対して1%程度の手数料がかかってしまいます。

ロボアド運用の最大のデメリットは手数料の高さ、1%程度のコストは実は高い ロボアド運用サービスが多数登場しています。WealthNavi(ウェルスナビ)、THEO、マネラップ、楽ラップといったように、各...

別途コストがかからないというのが松井証券のロボアドの良いところですね。あくまでも投資情報を提供するサービスの一つです。

投信工房

簡単な8つの質問に答えるだけ! お客様に最適な資産の組み合わせをご提案します。ロボアドバイザーが、ポートフォリオ(投資信託の組み合わせ)の提案から運用のメンテナンスまで、資産運用をトータルでサポートします。
投資が初めての方でも手軽に国際分散投資を始められます。

元々あるベーシックなサービスです。投資方針や資金の性質、運用目的などの質問に答えることでリスクレベルに合わせた投資信託の組み合わせを提案してくれます。こちらについては以下の記事でも紹介しています。

松井証券がロボアド活用の投信積み立てサービス「投信工房」を開始 大手ネット証券の一つである松井証券が、新しくロボアド(ロボット・アドバイザー)を活用した投資信託の積立投資サービスの「投信工房」...

投信提案ロボ

投信提案ロボは、あなたの興味がある資産や地域などを元に、スコアの高い投資信託を3つご提案します。 スコアには、資産形成に取り組む個人投資家に向けて開発された「QUICKファンドスコア」を採用。個々の投信について、長期投資に向く投資信託かどうか、5つの項目で多角的に評価し、1~10の総合スコアを算出しています。 新たに投資信託を購入したい方は、まず投信提案ロボの提案を参考にしてみてはいかがでしょうか。

やり方は質問に答えていく感じです。目的、資産、地域、方針などに回答すれば結果としておすすめの投資信託が表示されるという具合です。

  • 余裕資金の運用
  • 株式に興味
  • 地域は北米を選択
  • 積極運用を選択

で表示されたのは以下のファンドです。

  1. netWINゴールドマンサックスインターネット戦略ファンド
  2. ブラックロック米国小型株成長株式オープンA
  3. 明治安田米国中小型成長株式ファンド

うーん……。

投信見直しロボ

今持っている投資信託、このまま持ち続けてて良いの?と不安になったことはないでしょうか。
そんな時は、「投信見直しロボ」に一度ご相談ください。
持っている投資信託のスコアが低かったとしたら、乗り換えを検討した方が良いかもしれません。

投信見直しロボの機能
その1 指定した投資信託のスコア(QUICKファンドスコア)を教えます
その2 似た条件でよりスコアの高い投資信託を3つ教えます

というサービスみたいです。特定のファンドを選ぶと別のファンドをお勧めする感じですかね。

あえて、ちょっと古めの高コストのファンドを持っている前提でやってみます。

・(見直し前)大和 ストック インデックス 225 ファンド
・(見直し後)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

いや、<購入・換金手数料なし>シリーズの投資信託は良い投資信託だと思いますよ。

なぜアセットクラスを変えてしまうのか?

日経225連動のインデックスファンドと似た条件のファンドなら外国株式インデックスファンドじゃなくて、ニッセイ日経平均インデックスファンドがあるやん??って思います。

取り組みとしては面白いと思うので、ブラッシュアップを希望

取り組み自体は面白いです。

特に投信の乗り換えとかは、古いファンドを低コストな新しいファンドに乗り換えるときのシミュレーションとかもできるといいですよね。

高コストなファンドを低コストなファンドに乗り換えれば、経費率分の運用利回りの改善が見込めますが、その一方で、乗り換えをする際に含み益部分に対する課税が行われることで、運用額が小さくなり、乗り換え後の元本が少なくなってしまいます。

この辺りも含めてシミュレーションできたりするとかなり有益な気がします。

>>松井証券の投信工房の公式ホームページはこちら

ABOUT ME
高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。