投資信託

グローバル3倍3分法ファンドのメリット、デメリット。人気の投資信託の仕組みを紹介

2019年に登場した投資信託の中でも一際、注目を集めたファンドは「グローバル3倍3分法ファンド」ではないでしょうか?2019年の純資産額の増加は第2位、年1回型、隔月分配を合算すれば1位の増加となっています。

なぜ人気を集めたのか?またどんな仕組みなのか?ということについて紹介していきたいと思います。

グローバル3倍3分法ファンドの特徴

2018年10月に設定された投資信託です。こちらは3分法ファンドと呼ばれるように「株」「不動産(REIT)」「債券」の3種類のアセットクラスに分散投資をする、バランス型のファンドです。

特徴的なのが、分散しつつも「3倍」という表現があるように、先物取引を活用したレバレッジ取引を行っており、その分高い収益性を見込めるという仕組みになっています。

で、この投資信託の特徴を評価するとなると以下の点が挙げられます。

  • 3資産への分散投資をしつつ、3倍のレバレッジ
  • 償還期間は10年と短め
  • コストは低め。ただし販売手数料に注意

3資産への分散投資をしつつ、3倍のレバレッジ

株、債券、不動産に分散投資をしているので、個々の値動きに対するリスクは抑えられています。

一般に株と債券には負の相関性があるので株高時は債券安、株安時は債券高となることで、リスクが抑えられます。

その一方でそれを3倍のレバレッジをかけて運用しているわけなので、通常の3分法よりはリスクは3倍になります(リターンも3倍ですが)。

分散しつつリスクをとっているというファンドですね。値動きは比較的大きくなります。

償還期間は10年と短め

信託期間が設定されており2028年9月21日までとなっています。これが来ると精算されます。プラスでもマイナスでも問答無用で精算されるのはリスクといえそうです。

コストは低め。ただし販売手数料に注意

こうした少し手の入った投資信託はコスト高となりやすいですが、信託報酬は0.44%(税別)となっており良心的な水準といえそうです。

ただ、販売手数料は上限3%(税別)となっています。このコストで買うのは馬鹿らしいです。ちなみに、投資信託の販売手数料に関しては、ネット証券が相次いで無料化の方針を打ち出しています。

SBI証券(2019年12月16日より無料化)
楽天証券(同日より無料化)
auカブコム証券(2020年1月14日より無料化)

投資信託を買うなら、ますますネット証券以外ないって話になりますね。

グローバル3倍3分法ファンドは買う価値はある?

2019年の成績は30.9%と非常に好調でした。ただ、過去の結果は将来のリターンを約束するものではありません。

こうしたレバレッジ型の投資信託は上昇相場のように状況が有利であればメチャクチャよい結果が出るからです。

特に2019年は量的緩和も伴い、債券価格が上昇した年でもあります。株高、債券高ということで非常に結果が出やすい年だったといえます。

逆に、株も債券も不動産もダメダメというような相場になると通常の3倍のスピードで資産が劣化します。

そこそこリスクの高い運用となりますので、分散投資しているからリスクが低いなどと思うことはなく、外国株投資をしているのと同じくらいのリスク(最悪、1年で半分くらいになる可能性)も考えておくべきです。

性質的には債券の比重が高いので、積極的な運用はしたいけど、株安のリスクを大きめに見積もっているという、ややディフェンシブな運用をしたい投資家の方には向いている商品なのかなぁと思います。

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マネーマガジンの管理人です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。