大手ネット証券の一角でもあるGMOクリック証券が貸株サービスを2016年10月下旬に開始をします。貸株サービスというのは投資家が保有しているっ現物株式を証券会社を経由して機関投資家などに貸し出すことで貸株金利を受け取ることができるというサービスです。
すでに、大手ネット証券ではSBI証券、auカブコム証券、マネックス証券、楽天証券が提供しているサービスなので目新しさがあるものではありませんが、GMOクリック証券は大手ネット証券の中でも総合的なサービスを提供するというよりも手数料コストの安さなどのトレード環境整備に力を入れていた傾向があるので導入を発表した時は少し意外でした。
GMOクリック証券の貸株サービスの特徴
ようやく色々な情報が出てきましたが、基本的には先行組の貸株サービスと特別大きな違いはない一般的とえいる内容になっています。
・貸株金利は0.1%~
・信用取引口座との併用は可能(※)・株主優待自動取得機能あり
※貸株中の株式については信用取引の担保(代用有価証券)とすることはできません。これは同様のサービスを行っているSBI証券、auカブコム証券、楽天証券と同様です。
なお、貸株サービスは保有株を預けておくことで金利を受け取れる便利なサービスです。詳しいサービス内容については「ネット証券の貸株サービスのメリットとリスク」でも紹介しています。
個人的には「貸株サービスの配当金相当額には二重課税問題と損益通算問題があるのでご注意」でも紹介した問題の内、二重課税が問題となる「配当金相当額」を貸株金利の調整金として受け取るのではなく、権利確定日はすべて自動的にいったん自分の口座に戻してくれるサービスを開始してくれたら嬉しいのですけどね……。
今のところ出ている情報はこんな感じになりますね。他社の貸株サービスと変わったところはそう多くないのので、混乱することはないかと思います。
以上、GMOクリック証券も貸株サービスに参入。大手ネット証券では5社目というお話でした。