03 October

株主優待の優待利回りに注目する投資の注意点

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checking-facts-1252035個人投資家にとって人気の株主優待。投資額に対する優待銘柄への投資で受け取ることができる株主優待の金銭的価値の割合を「優待利回り(株主優待利回り)」などとも呼び、より効率的な優待銘柄への投資をしている人も少なくないようです。その一方で優待利回りだけに注目をした投資にはいくつものリスクがあります。

今回はそんな株主優待投資に関する優待利回りの仕組みやそれに注目した投資のリスクについて説明していきたいと思います。

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優待利回りとは?

優待利回りは先ほど説明したように投資額に対する優待品の金銭的価値の割合です。
たとえば、20万円の投資で毎年5000円相当のプレゼント(優待)をくれる会社の優待利回りの計算方法は5000÷200000=2.5%ということになります。

中には年間の価値に換算すると10%近い利回りになるような株主優待制度を設けている会社もあり、マイナス金利のご時世、高い利回りが期待できるとして注目されています。

 

株主優待投資をするときに注意しておきたい優待利回り

株主優待投資をするときには、実際の利回りだけに注目してはいけません。

 

(1)破たん間際や上場廃止寸前の会社かも

優待利回りや配当利回りなどは「過去の実績」を現在の株価で機械的に計算するのが一般的です。そのため、その後に業績の大幅な悪化、不祥事、上場廃止などのように大きな問題が生じているケースもあります。

そうした株は大きく株価が下落しているため、優待利回りも高く表示されてしまう傾向があります。もっともそのまま優待(や配当)を続けてくれるのであれば優待による利回りは確かに高いですが、業績悪化等が原因で株価が下落しているのであれば今後優待内容が改悪されたり、廃止されたりするリスクもあります。

 

(2)株式分割などが反映されていないケースがある

たとえば、株式が10分割された場合、株価1000円の株式は理論上100円に株価はかわります。そうしたとき、情報ソースによっては1株当たりの優待価値が訂正されていないケースがあります。こうした場合は理屈上10倍の優待利回りが表示されているようなケースがあります。

 

(3)そもそも優待内容が改悪されている可能性も……

株主優待が人気の銘柄は優待によって株価が維持されているというような面があることは事実です。そうした優待銘柄が優待内容を改悪していたり、廃止しているような場合もあります。そうした場合は多くのケースで株価は大きく下落します。

(1)で紹介した株価下落によって優待利回りが高く表示されているばかりか、実際には優待内容が悪化していたり、なくなっていたりするわけで踏んだり蹴ったりです。

 

株主優待を目的に投資をするときに「優待利回り」以外に気を付けるポイント

上記のような問題に合わないためにも株主優待目的で投資をするときに最低限チェックしておきたいポイントをまとめます。

 

1)その会社に対する最新のニュースなどをチェックする

直近でネガティブなニュースが出ていないかを確認しましょう。ニュースサイトなどをしっかりと確認しましょう。楽天証券や丸三証券などが提供している日経テレコンなどは企業名や銘柄コードで検索をするとその会社の日経記事を探せるので大変便利です。

 

2)しっかりと利益を出している会社なのか確認する

安定した優待投資を考えるのであればその会社がしっかりと利益を上げているかも確認するようにしましょう。会社四季報などを見れば過去の業績もチェックできます。詳しくは「会社四季報の読み方」でも四季報の活用法を紹介しているので確認してみてください。

 

3)優待内容が変更されていないか確認する

株主優待というのは実は意外なほど簡単に変更できる制度です。そのため、毎年のように優待内容の改悪(改善もあるけど)で、株価が大きく下落するようなこともあります。ネットの情報は古いこともあります。また、更新されていない場合もあるので公式ホームページなどで最新の情報も確認しておきましょう。

 

以上、株主優待の優待利回りに注目する投資の注意点をまとめてみました。

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