新規公開株(IPO)投資で抑えておきたいポイント

新規公開株(IPO)と聞いてどんなイメージをもたれていますか?儲かるイメージがありますか?それとも損をするイメージがありますか?今回はこうした新規公開株(IPO)に対する投資をする上でおさえておきたいポイントやメリット、リスクを解説していきます。

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新規公開とは何か?

株式の新規公開(IPO)とは、これまで証券取引所で売買されていなかった未上場企業の株式が証券取引所で売買できるようになることをさします。
IPO=Initial Public Offering と略されるように、「公開企業」として市場で株が取引されるようになるのです。こうしてIPOすることを「上場する」とも呼ばれます。

2012年現在、予定されているIPO案件は増加傾向にありますが、2000年度の約200社をピークに減少、2006年のリーマンショックを経てさらに激減しています。

 

新規公開株(IPO)投資のメリットとリスク

新規公開株投資のメリットは「公開時の利益」に加えて「成長企業による株価上昇」という二つのメリットがあります。一方のリスクは「成長企業の中には脱落する企業も多い」「実績がないのでよく会社がわからない」という点です。

 

利益が出やすいIPO銘柄の公募

新規公開株が上場するとき、事前にIPOに応募した投資家に抽選等により公開株の一部が割り当てられます。
そのときの「公募価格」よりも、実際に市場で初めて値段がつく「初値」が高い場合には利益を得ることができます。一般的にIPOの場合「初値>公募価格」となりやすい傾向があります
場合によっては公募価格の数倍もの初値がつくようなケースもあり、総じてIPO銘柄の公募は人気が殺到しやすい傾向があります。

公募株へ投資をするには引き受け証券会社が実施する「ブックビルディング」に参加する必要があります。これは「いくらならこの新規公開株をどのくらい購入するか」という事前調査であり、購入希望株数と希望価格を伝えます。
こうした投資家の需要を下に「公募価格」が決定されます。

その後、実際に上場して取引が始まるわけですが、公募価格を基準に通常の株と同じよに「板寄せ」という方法で株価が決定されます。その際「買いたい」という投資家が多い場合はストップ高と同じような状況になり売買が成立しません。
このような形で公募価格よりもはるかに高い金額が初値となるケースも多く、公募時に買い初値で売るだけで大きな利益を上げることが可能なケースもあります。

ただし、相場状況によっては公募価格以下の値段でしか初値がつかないケースもあるので、IPO銘柄は公募時に買えば100%儲かるというわけではないという点に注意です。

 

IPO銘柄は成長企業が多い。第二のYahooを探せ!

IPOをする企業というのは、急成長をしている企業であることが多いです。そのため、将来的な株価の大幅な上昇を見込みやすいという点も大きなメリットであるといえます。

新しいビジネスモデルを武器に市場を開拓して大きく成長する企業がこうしたIPO銘柄の中にも存在するでしょう。第2のYahooのようにおお化けする企業も出てくるかもしれません。

 

IPO投資のリスク

一方で、リスクとしてあげた「成長企業の中には脱落する企業も多いという点には注意が必要です。
IPOをする企業はまだ企業としてとても小さい会社も多く、実際に「えっ、こんな規模なのに上場してるの?」と思うような会社もたくさん存在します。
新興市場なら赤字でも上場できますので、場合によっては倒産するよう企業もあるわけです。
こうした点がリスクといえます。

また、「実績がないのでよく会社がわからない」というのも大きなリスクです。投資家の間では皮肉をこめて「上場ゴール」という言葉が使われます。
これは企業の経営者が「上場すること=上場による創業者利得を得ること」を目的に会社を経営している(あるいは上場時が業績がマックス)という具合、上場時の株価を頂点に右肩下がりに下がり続けるような会社も多数存在するのが事実です。

 

こうした点に注意をしながら、長期でIPO銘柄に投資をするのであれば将来性を含めて十分な投資対象としての検討が必要です。

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