投資信託

SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドが2019年9月12日募集開始。クラス最安値の信託報酬

SBI証券は2019年9月12日より、SBIグループとバンガードによる共同ブランドの投資信託「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」の募集を開始するそうです。

名前からわかる通り投資対象はS&P500です。こちらに連動するファンドという事になります。信託報酬は0.09264%(税込)となっています。同一クラスではeMAXIS Slim 米国株式が同じS&P500を対象としたファンドですが、こちらの信託報酬は0.162%(税込)なので一気に半分近くまで落としてきました。

米国株投資をしたい方にとっては超朗報ですね。

 S&P500に手軽に投資できるファンド

となります。

SBIグループとバンガードは約10年に亘りバンガードETF®や、バンガードETF®を組み入れた投資信託(「EXE-iシリーズ」)の販売において、投資家の皆さまからご支持をいただいてまいりました。SBIグループの「顧客中心主義」と、バンガードの「全ての投資家の皆さまと公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会をご提供すること」というそれぞれの経営理念が持つ共通の価値観のもと、投資家の皆さまにより良質な商品を、より投資していただきやすいコストでご提供するべく、この度、更にパートナーシップを深め、両社の社名を掲げた共同ブランドを立ち上げる運びとなりました。当ファンドの設定・運用は、SBIアセットマネジメント株式会社が担い、バンガードが運用するS&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指すETF「VOO(バンガード®・S&P500 ETF)」を投資対象とします。バンガードETF®商品の中でも特に高い人気を誇る、このETF・VOOを組み入れた国内籍投資信託の設定は国内初となり、また、信託報酬率も業界最低水準※でご提供いたします。

プレスリリースより引用。

ここでも書かれていますが、米国ETFとしてはVOOとして売買されています。こちらの信託報酬(経費率)は0.03%になります。

いくらSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドの信託報酬が安いとは言っても、投資対象であるVOOの方が当然安いです。

VOOとSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドの比較

経費率でいえば、VOOを直接買う方がメリットが大きいです。
ただ、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドには以下のようなメリットがあります。

  • 円建てで購入することができる(為替コストを考えなくてよい)
  • 外国税額控除などの税制上の手続きをしなくてよい
  • SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドは販売手数料無料(VOOは外国株扱いなので売買手数料がやや高い)

ただ、長期運用(長期保有)をするのであれば、経費率の安いVOOの方が強みが出ると思います。

投資初心者や入門者の方、あるいは、つみたてNISAなどで運用をしようという方にはSBI・バンガード・S&P500インデックスファンドの方が良さそうな感じですね。

あとは、追い抜かれたeMAXIS Slim 米国株式がどこまで追随するのか?ですね。こうして価格競争で投資信託コストが下がるのは、一投資家として純粋に応援いたします!がんばれ三菱UFJ国債投信!

SBI証券公式ホームページ

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。