投資全般・コラム

株式投資で失敗するよくあるパターン

wrong投資において一番大切なことはリスク管理だと思います。相場で大失敗して退場してしまう投資家の多くはリスク管理ができていないことに起因することが多そうです。100勝1敗でも場合によっては取り返しの付かない損をしてしまう場合もあるわけです。今回は実際に「よくある失敗例」を元に投資で失敗しやすいパターンを分析していきたいと思います。株式投資の大負けするポイントを知ってあらかじめ対策を立てておきましょう。

ナンピン地獄で最後は大損失

ナンピンというのは、思惑と違う方向に動いた株や為替などを、下がった価格で追加購入することで「平均取得価格」を引き下げるという投資法です。たとえば500円で1000株投資した後で株価が480円まで下がったとします。このとき480円でさらに1000株投資します。

すると平均取得価格は500円から490円にまで下がります。こうすることで相場が480円から490円に戻るだけでプラスマイナスゼロにまで持ってくることができるわけです。相場が下がれば下がるつどナンピンをしていけば平均取得価格を下げることには成功します。

しかしながら、ナンピンを続けるとどんどん「投資総額が膨張する」ことになります。

投資総額が大きくなると値下がりした時の損失も大きくなります。100万円の投資なら5%下げても5万円の損失で済みますが、ナンピンを続けて投資総額が500万円になれば5%の下げで25万円もの損失が発生することになります。

最後の最後に耐え切れなくなった時には多額の損失ということになりかねません。
このあたりについては「ナンピン投資の考え方とリスク管理」もぜひご一読ください。

 

損切りのタイミングを逃して、どうしようもなくなる

損切りの重要性は当ブログでも説明してきましたが、このタイミングを逃してしまい、「引くに引けない状況になっている」という方も多いようです。結果的に、そのままずーっと塩漬け状態になるか、どうしようもなくなって売却するというケースが多いようです。

もしも、損切りラインを設定せずに投資をして含み損が発生している場合、「今、その株を持っていないとして現在の状況でその株を買うか?」ということを自問自答してみてください。

それで買わないといのであれば、売却も検討しましょう。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。