投資信託

eMAXISが投資信託の信託報酬を業界最低連動宣言

emaxis

ネット販売専用のインデックスファンドとしてしられているeMAXISシリーズ(三菱UFJ国際投信)が同シリーズの信託報酬を常に業界最低水準になるようにすると報道されています。

そもそも信託報酬とは何か?

信託報酬というのは投資信託の運用に係る費用の事です。
投資信託の売買時には販売手数料がかかります。これは販売会社(証券会社や銀行)が受け取ります。

一方の信託報酬は

1)ファンドが株を売買するのにかかる費用
2)そのほかの管理コスト
3)投資信託運用会社などの報酬

の合計です。実際に手出しをするわけではなく、その金額分が日割されて、純資産(投資信託の残高)から差し引かれていくので、目に見えては分かりにくいという特徴があります。

一度きりの販売手数料と違って長期保有するほどコスト負担が大きくなります。

参考:信託報酬は投資信託保有にかかる管理手数料

 

eMAXISの信託報酬業界最安値宣

全ファンドというわではないようですね。

三菱UFJ国際投信は株式などで運用する投信4本の運用手数料(信託報酬)を業界最低とする方針を固めた。ライバル各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現する。個人投資家のメリットは大きく、投信の運用方針や実績に応じた選択肢が広がりそうだ。
対象はインターネット専用投信「eMAXIS」シリーズのうち4本。国内外の株式、債券で市場平均並みの収益を狙う「パッシブ型」投信だ。
引用元:日本経済新聞「 三菱UFJ国際投信、投信手数料「常に業界最低」に 」

パッシブ型というはアクティブ型の対義語でインデックスファンドと同義です。

対象となるファンドは4つのファンドと書かれています。具体的な銘柄はありませんが「国内外の株式、債券のファンド」ということであれば下記の4つ対象になるのではないかと思います。

・eMAXIS TOPIXインデックス
・eMAXIS 国内債券インデックス
・eMAXIS 先進国株式インデックス
・eMAXIS 先進国債券インデックス

eMAXISが登場したときには手数料が安いと思ったものですが、最近では「iFree」のようにもっと安インデックスファンドも登場し、若干存在感が薄れていましたがこうした動きは歓迎したいところですね

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。