平成28年7月7日(木)~平成28年7月29日(金)に募集されている個人向け国債3商品(3年満期・5年満期・10年満期)についてそれぞれの募集されている金利情報と、ネット証券を中心に個人向け国債の購入キャンペーンを実施ている証券会社を紹介していきます。
最低金利による発行が続いていますが、定期預金金利が下がっていることを受けてか、大人気が続いているようです。財務省が7月6日に発表した上半期の応募額は1兆6061億円と前年同期比で66%増ということです。
そもそも個人向け国債って何?
個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。
2016年7月募集分の金利
今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。
3年固定(第74回債):0.05%(最低金利) 前月比:変わらず
5年固定(第64回債):0.05%(最低金利) 前月比:変わらず
10年変動(第76回債):0.05%(最低金利) 前月比:変わらず
いずれも満期の国債も下限金利となっています。
同じく個人向けの国債である「新窓販国債」については、利回りがマイナスになるという理由ですべてが募集停止となっております。
利回り最低でも前年比大幅増加の謎
冒頭にも書いた通り、2016年上半期の個人向け国債販売額は1兆6061億円と非常に好調だった模様です。さらに、2016年6月だけを見ても3105億円と前年同月比で58%増だということです。
個人向け国債は確かに利回りが低下しましたが、それ以上に市中銀行の定期預金金利が下がったことを受けて、定期預金の満期によって運用先を失った安定運用を求める資金が、個人向け国債にシフトしてきたとみる向きがあるようです。
ただ、実際ところ「2016年7月度 ネットバンク定期預金金利ランキング」でも毎月ランキングしていますが、2016年7月の定期預金金利ランキングを見ると、たとえば1年満期ものでソニー銀行:0.20%というように個人向け国債よりも利回りが高い定期預金もあるので、金利勝負であればこうした預金商品(キャンペーン定期預金)を利用するのも手だと思います。
個人向け国債キャンペーン
個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。
特に現在の低金利水準を考えるとキャンペーンのリターン分の方がむしろ利息よりも大きい状況になっています。おすすめのSBI証券なら最適金額を購入すれば0.2%分のキャッシュバックとなります。
積極的にオススメはしませんが、国債を買って1年で解約してもう一度国債を買うというキャッシュバックを言うけ続けるという戦略の方が有効な状況です。上手に活用してください。
・SBI証券
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえるキャンペーンです。50万円~100万円未満は1000円、100 万円以上、200万円未満で2000円というようなキャンペーンになっているので、最適投資額は50万円、100万円、200万円、300万円、400万 円といったきりのよい数字です。
たとえば、100万円を買っても150万円買ってももらえるキャッシュバックは2000円になります。最も得をできるきっかりした金額で個人向け国債を買うようにしましょう。
以上、個人向け国債の利率・金利、キャンペーン情報でした。