2015年9月2日調査時点のネットバンクの定期預金金利を調査した結果を発表します。先月から世界的に株式市場の不透明感が高まったことなどを受けて、安全資産である国債などに資金が向かったことで、定期預金の金利指標でもある長期金利が低かったことなどを受けて、今月の定期預金金利は小幅ながら低下傾向にあります。
普通預金部門ランキング
イオン銀行の普通預金がもっとも高い水準です。正直、長期の定期預金ともほとんど差がないことを考えると流動性の高いこの普通預金に預けておくのが一番効率的なように感じます。
ちなみに、都市銀行の普通預金金利は0.02%くらいです。
1位:イオン銀行普通預金 0.12%(+0.00%)
2位:楽天銀行 マネーブリッジ 0.10%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金 0.07%(+0.00%)
定期預金部門ランキング
一部の銀行で新規口座開設者向けのキャンペーン金利がつくくらいでその他大勢の銀行は金利を引き下げています。
3ヶ月満期定期預金
1位:じぶん銀行 0.40%(-0.05%・新規口座開設者キャンペーン含む)
2位:大和ネクスト銀行 0.10%(+0.00%)
3位:楽天銀行 0.08%(+0.00%)
※じぶん銀行は、新規口座開設者のみが対象となります。
6ヶ月満期定期預金
1位:新生銀行 0.50%(+0.00%:新規口座開設者限定)
2位:大和ネクスト銀行 0.15%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 0.09%(-0.03.%)
※新生銀行の場合は新規口座開設者限定です。そうでない方の金利は0.025%となります。
1年満期定期預金
1位:住信SBIネット銀行 0.20%(+0.00%)
2位:イオン銀行 0.12%(-0.08%)
3位:楽天銀行 0.12%(+0.00%)
3年満期定期預金
1位:イオン銀行 0.17%(-0.13%)
2位:楽天銀行 0.17%(+0.00%)
3位:セブン銀行 0.14%(+0.00%)
※リンク先はネットバンクの比較サイト(詳細情報)となっています。各銀行のサービスや手数料、金利状況などはリンク先でご確認ください。
番外編:短期定期預金シリーズ
通常の定期預金の期間と比べてかなり短い、短期の定期預金金利です。。定期預金の金利が低い現状では相対的におすすめの定期預金ですが、最近では金利の引き下げが続き、こちらに預けるくらいなら今のところ、イオン銀行普通預金が0.12%なのでそちらの方が有利です。
>>新生銀行 2週間満期預金 0.10%(+0.00%)
株式相場が不安定化。預金なら何がいい?
中国発ともいわれる世界的な株式市場の低迷が続いています。
日本の株式市場も株価が大きく下げており、大きく乱高下する日も多く、非常にボラティリティが高い状況が続いています。こうしたタイミングはチャンスと言えばチャンスかもしれません。
ただ、不安定な状況下での運用は嫌だ!という方は安全性の高い預金(定期預金)での運用を考えている方も多いでしょう。
預金金利市場もいまはあまり有利な状況とは言えませんが、とりあえず様子見をするならイオン銀行の普通預金やじぶん銀行の3カ月満期(新規の方限定)などがお勧めです。