株式投資

証券会社を選ぶときは「手数料」が超重要

comparison2投資をする場合に口座が必要となる証券会社ですが、これを選ぶときに何を第1にするべきでしょうか?その一つが「手数料」です。株式などを売買するときには委託手数料と呼ばれる手数料がかかります。その手数料は当然ですが、「安いほど良い」です。この手数料、特に頻繁に売買を繰り返す人ほど手数料の差による収益の差も大きくなります。今回はこうした手数料についてしっかりと掘り下げて考えていきます。

手数料の違いがどのくらいの差を生むのか?

一番のポイントはこうした手数料の差がどのくらいの差をうむことになるのか?ということでしょう。

具体的にシュミレーションしていきます。

A証券:手数料は1%(一般的な対面型証券) 100万円で1万円
B証券:手数料は0.1%(一般的なネット証券) 100万円で1000円
C証券:手数料は0.05%(ディスカウントネット証券) 100万円で500円

上記の条件で全額投資を繰り返し、投資時点から5%株価が上昇した場合に株を売却し、売却額を再投資するとした場合のシミュレーションをしていきます。

取引10回目
A証券:1332284円
B証券:1596624円
C証券:1612683円

取引20回目
A証券:1774981円
B証券:2549209円
C証券:2600745円

取引30回目
A証券:2364779円
B証券:4070129円
C証券:4194178円

こういった形になります。特に手数料の高い対面型証券会社とのパフォーマンスの差が回数を重ねるごとに大きくなってきます。これは手数料が高い分利益が小さくなるため、それが取引を重ねるにつれて「複利効果」によって大きくなっていくことが原因です。
それぞれの差は回数を重ねるごとにさらに大きくなっていきます。手数料0.1%と0.05%の差というものはそこまで大きくは出ませんが、それでも30回取引をすると12万円もの差が生じることになります。

最初の100万円の時の差はわずか500円の手数料の差なのに取引回数が増えていくごとにその差が複利で大きくなっていくわけです。以上からわかることは、手数料は超重要。手数料が安いネット証券の中でも取引回数が多いのなら強く検討するべきということになります。

また、手数料が安いことは上記のパフォーマンス以外にもメリットがあります。

1.撤退、利食いがしやすい

手数料が低いということは早めに損益分岐点を超え安いということになります。株価1000円の株を買う時手数料が1%の会社の場合、往復手数料を考えて2%上の1020円以上で損益分岐点を超えます。一方手数料が0.05%の証券会社なら同じ条件で損益分岐点は1001円以上になれば利益が出る計算となります。
わずか1円でも上昇すれば売れる(利益確定ができる)というのは大きな強みとなります。

2.細かい売買で利益が出せる

また、手数料が少ないと細かい売買も用意です。手数料が高いとそれなりに株価が上昇しないと手数料だおれとなってしまいますが、手数料が低ければ細かく売買をして利益を積み上げることだってできます。デイトレードをするなら確実に手数料が安いところを選択しましょう。コツコツドカンとならないように注意は必要ですけど。

 

手数料が安いおすすめの証券会社

手数料が安いお勧めの証券会社は下記の通りです。

  1. ライブスター証券(評価サイト)
    手数料の安さは業界でもNo1水準。口座開設から2ヶ月間は完全に手数料が無料になっているのでそれもぜひ活用しましょう。投資初心者よりは投資に慣れている方におすすめ。
    100万円売買時の手数料:357円
  2. GMOクリック証券(評価サイト)
    旧クリック証券。大手ネット証券と呼ばれる証券会社の中では手数料が最も安い水準。
    100万円売買時の手数料:400円
  3. SBI証券(評価サイト)
    ネット証券の中では口座数No1の証券会社。ネット証券では最大手といえます。常に手数料競争をけん引してきた証券会社だけあって手数料も安い。
    100万円売買時の手数料:511円

上位のネット証券の中でも手数料には一定の差があります。個人的には手数料が格安なライブスター証券がやっぱりおすすめです。

参考(手数料の比較については下記の参考サイト等もご参照ください)
証券会社の手数料比較

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。