30 October

会社四季報の読み方

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会社四季報というのは、東洋経済という会社が年に4回(四半期ごと)に販売している書籍です。日本国内における上場企業について特色、業績、財務、株価動向、株主などの情報をまとめたデータ本です。株式投資のバイブルとして広く投資家に愛読されています。最近では、ネット証券を中心に四季報情報を提供している会社も多いので目にした方も多いかと思います。今回はこの会社四季報の読み方についてまとめていきたいと思います。

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そもそも会社四季報って何?

会社四季報は日本の上場企業の全企業のデータブックです。1冊の本(といってもかなり分厚いですが)にすべての企業情報が銘柄コード順に並べられています。一つ一つの会社を記者が情報を集めて分析しています。客観的な財務データ以外にも記者取材による今後の企業業績の見通しなども記載されており、多くの投資家における投資判断材料の一つとしても使われています。

投資先を決めるとき、また投資判断を下すときに四季報の情報を見るという投資家の方もかなり多いのではないでしょうか。
なお、会社四季報は証券会社に口座を作ることで無料で見ることが出来るケースもあります。詳しくは「会社四季報が無料の証券会社」などをご参照ください。

同じように日本経済新聞社が発行している「日経会社情報」という本もありますが、知名度や利用者数でいうと四季報のほうが圧倒的なシェアを誇っています。

 

四季報の発売日はいつなの?

四季報は名前のとおり年に4回販売されます。3月15日(春号)、6月15日(夏号)、9月15日(秋号)、12月15日(冬号)の年4回です。ネット証券などで提供されている四季報データもほぼ同日に最新のもにに切り替わるかと思います。

 

四季報のどこを見たらいいの?

四季報を見るといっても具体的にどの項目をどのように見たら良いのかわからないという方も多いかと思います。
ここでは、私自身が重要視している四季報の要チェック項目をまとめていきます。

 

1.業績推移

重要です。業績推移の中でも重要視しているのが、1株あたりの利益(EPS)の変化を見ます。四季報では「1株益」と書かれている部分です。ちゃんと1株益が出ているか?また、安定的に伸びているのか?といった点をチェックします。
特に1株利益が伸びているかどうかというのは重要です。売上高が伸びていても1株利益が落ち込んでいる会社はよろしくありません。1

あとは「経常利益」と「利益」の部分も一緒にチェックします。
経常利益は本業の儲け、利益は最終的な利益を示しています。「利益」が良い場合でも経常利益の数字が悪い場合はあまり評価しません。なぜなら、本業外の利益(資産の売却等)で利益を出している可能性が高く、利益の持続性が低いためです。

「売上」についてももちろん重要なのですが、売上いくら上昇していても、1株利益が伸びていなければ株価は伸びません。

 

 2.本文見出し・コメント

本文見出しやコメントは東洋経済の記者がその企業を分析、評価している内容です。端的に示す見出しとその理由が述べられる形式になっています。【絶好調】【上ぶれ】【大幅増】【拡大】【順調】といったような前向きな見出しから【反落】【縮小】【大幅減】といったような後ろ向きな見出しが出ることもあります。

書籍版を買われている方は前回、前々回との違いなどを比較してみても面白いです。その企業の状況やそれを取り巻く環境などについて微妙な温度差や業績判断がどのように動いているのかを見る上でも役立ちます。

 

3.財務状況・キャッシュフロー

財務状況やキャッシュフローなどはその企業の健全性や稼ぐ力などを見るための指標です。
「有利子負債」・・・総資産に対する割合をみる、比率が高すぎる場合は注意。
ROE・ROA・・・経営の効率性を見る指標。高いほど良いといえますが、業種・規模により異なります。
ROE(株主資本利益率)とROA(総資本利益率)の読み方」もご参考ください。

キャッシュフローについては、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローそれぞれのバランスが重要です。詳しくは「キャッシュフロー計算書の見方(外部)」をご参考ください。

 

こんなところを重視しています。特に、投資銘柄を探したいときなんかに四季報をざーっと眺めるとき(1)と(2)だけを眺めながら、投資対象となる銘柄をピックアップしたりもしています。最終的に、投資判断をするときにはもうちょっと細かく調べたりもしますが、ざっくり投資対象を絞り込みたいときなどにはとても簡単なチェック法だと思います。

 

四季報で投資センスを向上させる読み方

会社四季報だけに限った話ではありませんが、四季報を上手に活用することで投資センスを大きく向上させることも出来ます。

 

特定の業種は読み込むようにしよう

会社四季報には全上場企業のデータがのっていますが、すべての情報を完全に読むというのは難しいでしょう。しかし、一つの業種や業界に絞ればそう難しくはないと思います。
まずは「得意な業種」を作ると良いと思います。水産でも鉱業でも不動産でも金融でも外食でも通信でも何でもかまいません。でも、自分が他の人よりも基礎知識として多くを知っている業界が良いでしょう。

 

過去の四季報も活用しよう

四季報の情報は定点観測としても役立ちます。特定の企業の過去の四季報データやコメント、株価の推移を追っていくことによって色々なことが見えてきます。なぜ株価が動いたのか、なぜその会社が成長したのか(逆に凋落したのか)を時系列に見ていくことが出来ます。

こちらは書籍版を購入しないとわからないことですね。他にも書籍版ならではの特集記事などのコンテンツも読みごたえがあります。書籍版をの四季報を利用した投資の活用法については「会社四季報を「本」の形式で買うべき2つの理由」でもまとめています。

なお、四季報を書籍として買う方は定期購読がお勧めです。毎回自宅まで忘れずに届けてくれますし、定期購読による割引もつきます。

>>会社四季報の定期購読申込みページ

 

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