大手ネット証券のSBI証券が純金投資、純金積立投資のサービスを2017年7月3日より開始します。リアルタイムで変動する金価格、プラチナ価格に対して、スポット投資や積立投資(毎月1000円~)が可能です。金への投資は、有事の金という言葉があるように、万が一のための安定資産という価値があります。
今回はそんなSBI証券の純金投資、プラチナ投資について紹介していきます。
もくじ
純金投資のメリットはあるの?
純金(GOLD)という資産は有事の金と呼ばれるように投資対象として、特に経済危機や政治的な危機があるときに人気が高まる資産です。
宝飾品として人気が非常に高く、多くの人がその価値を認めている割に生産量が少ないことからそれ自身が価値を持つ資産として古来より愛されている資産です。
SBI証券の純金投資はどんな投資になる?
もともとSBI証券のような証券会社ではETFなどを使って金に対して間接的に投資をする方法がありましたし、現在も利用可能です。
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こうしたETFによる金投資は手軽である一方で、そうした証券(有価証券)ではなく、やっぱり金そのものに投資をしたいというニーズもあるようです。
SBI証券では2017年7月3日よりこうした金やプラチナへの直接投資ができるサービスを開始すると発表しています。リアルタイムで変動する金やプラチナをスポットで売買することもできますし、毎月1万円ずつ買うといったような積立投資も可能です。
積立投資は金額単位(ドルコスト平均法)で投資可能
積立投資をする場合は毎月一定の金額ずつを投資するという「ドルコスト平均法」による投資が可能となっています。
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手数料は2%+税
また、手数料も安さも際立ちます。
売買手数料は2%+税となっており、貴金属投資でおなじみの田中貴金属の5%と比較してもかなりお安い設定になっています。
現物(地金)としての転換請求も可能
転換請求というのは投資をしている金を、地金の現物として出庫して送ってもらうというサービスです。こちらのサービスは準備中となっていますが、近日利用できるようになるといことです。
そもそも金に投資をするメリットってあるの?
金への投資は実物資産への投資という点は大きな魅力です。
金やプラチナはその希少性や用途などからそれ自身に価値があります。もちろん、世の中の人が金(GOLD)に対して魅力を感じなくなれば相対的に価値は下がってしまいますが、古来より人を魅了してきた金に対する思いがゼロになるとは思えません。
プラチナについては宝飾よりは工業的価値のほうが高いとされていますが、こちらは希少性が金よりもさらに高いです。
このように「裏付け」がある資産であるため守りの資産として優れているといえます。
一方で注意しておきたいのは、金やプラチナなどの貴金属はそれ自身が新たな価値を生み出すことはないということです。株式投資なら企業があげた利益が投資家(株主)に配当などの形で還元されますが、金にはそれがありません。
そのため、殖やすための資産ではなく、守るための資産といえます。