2016年2月1日調査時点のネットバンク・銀行の定期預金金利を調査した結果を発表します。
1月29日は日銀によるマイナス金利導入の発表もあり、関係者は大忙しだったのではないかと思います。そんな中での月替わりの定期預金金利の発表となります。定期預金金利についても多少影響が出たのか、金利水準は軒並み低下となっています。
その一方で、近年の魅力的な水準の定期預金は大半がキャンペーンによる金利となっているのでランキング上はあまり金利が動いていないように見えますね。
普通預金部門ランキング
イオン銀行の普通預金がダントツにお勧めです。都市銀行の普通預金の金利は0.02%(三菱東京UFJ銀行)なのでこれと比べると1位のイオン銀行は6倍の金利がつく計算になります。
1位:イオン銀行普通預金 0.12%(+0.00%)
2位:楽天銀行 マネーブリッジ 0.10%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金 0.05%(-0.01%)
定期預金部門ランキング
全体的な金利水準はほとんど変動がありません。キャンペーンでいえば、イオン銀行の1年満期と3年満期、ソニー銀行の6カ月満期と1年満期が金利が高めでオススメです。
3ヶ月満期定期預金
1位:じぶん銀行 0.37%(+0.00%・新規口座開設者キャンペーン含む)
2位:楽天銀行 0.08%(+0.00%)
3位:ジャパンネット銀行 0.065%(+0.00%)
※じぶん銀行は、新規口座開設者のみが対象となります。対象者以外は0.12%
6ヶ月満期定期預金
1位:新生銀行 0.50%(+0.00%:新規口座開設者限定)
2位:ソニー銀行 0.25%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 0.20%(+0.00%)
※新生銀行の場合は新規口座開設者限定です。そうでない方の金利は0.025%となります。
1年満期定期預金
1位:ソニー銀行 0.25%(+0.00%)
2位:住信SBIネット銀行 0.20%(+0.00%)
3位:イオン銀行 0.12%(-0.08%)
3年満期定期預金
1位:イオン銀行 0.17%(-0.13%)
1位:楽天銀行 0.17%(+0.00%)
3位:セブン銀行 0.14%(+0.00%)
※リンク先はネットバンクの比較サイト(詳細情報)となっています。各銀行のサービスや手数料、金利状況などはリンク先でご確認ください。
番外編:短期定期預金シリーズ
通常の定期預金の期間と比べてかなり短い、短期の定期預金金利です。。定期預金の金利が低い現状では相対的におすすめの定期預金ですが、最近では金利の引き下げが続き、こちらに預けるくらいなら今のところ、イオン銀行普通預金が0.12%なのでそちらの方が有利です。
>>新生銀行 2週間満期預金 0.10%(+0.00%)
マイナス金利導入で預金金利がマイナスになることはある?
現在のマイナス金利というのは銀行が日銀の当座預金にお金を預けている時の金利がこれまでの0.1%から-0.1%へと変更されるというものです。つまり100億円の預金を預けていればこれまでは年に1000万円の金利が受け取れていたわけですが、これからは1000万円の支払いが逆に必要になるといったような変更です。
日銀のねらいとしては銀行は日銀にお金を眠らせておくのではなく、個人や企業などへの融資といった積極的な形でお金を使うようにしてほしいというものです。
表題の預金がマイナス金利になることはあるか?という問いですが、現在程度のマイナス金利の状況であれば、普通預金や定期預金の金利がマイナスとなることはないでしょう。
ただし、預金金利自体は今後もさらに強い、下げ圧力がかかることは間違いないと言えます。
預金者としてはキャンペーン定期預金などを上手に活用していきたいところです。