先月から毎月募集されることになった個人向け国債です。平成26年1月9日~1月31日の間で募集されている個人向け国債の発行条件等が決定しました。前回発行と比較して、市場金利(長期金利)がやや持ち直したこともあって1月募集分の金利はわずかにアップしました。それでは具体的な金利や各証券会社の国債キャンペーンをみていきましょ う。
2014年1月募集分の金利はわずかに上昇
今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。
3年固定:0.09%(+0.01%)
5年固定:0.17%(+0.02%)
10年変動:0.48%(+0.05%)
()は前回(2013年12月募集)との金利比較です。
金利水準に関しては10年物はやっぱり魅力的だと思います。今月はネットバンクなども冬のボーナスキャンペーン等で金利水準をアップしているのでそこと競合する形になりますね。
たとえば、住信SBIネット銀行は3年定期で0.19%、5年定期だと0.30%というわけです。また、期間限定ではありますが、2月28日までなら静岡銀行のインターネット支店なら5年満期の定期預金金利が0.45%です。
参考1:住信SBIネット銀行の金利情報
参考2:静岡銀行インターネット支店の金利情報
このように考えると、わざわざ個人向け国債に投資をするよりも、定期預金に預けておく方が魅力的だということになります。
一方の10年国債は将来の金利変動に合わせて金利がかわる「変動金利タイプ」となっているので、将来金利が上昇した時には受け取れる金利もアップする形となるので、インフレ対策に効果的です。
参考:安全にインフレ対策を行う資産運用の方法
以前、記事に「金利変動リスクに備える人が増加!10年個人向け国債が人気」というものをかきましたが、実際にインフレ対策として10年国債はかなり人気があるようです。
個人向け国債の投資キャンペーンについて
個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。
・SBI証券 (詳細)
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえる。
・楽天証券 (詳細)
50万円以上の投資で1000円分、100万円以上の投資で2000円分のポイントがもらえる
・マネックス証券 (詳細)
100万円以上の投資で3000円がもらえる。
50万円までの投資ならSBI証券か楽天証券、100万円以上買うならマネックス証券がお得ですね。