2013年9月募集の個人向け国債(発行は10月)の内訳をみると10年満期の変動型の国債に多くの資金があつまり、日経新聞の報道によると6661億円、2006年以来の高水準となったそうです。人気が低迷していた個人向け国債ですが、デフレ脱却期待からインフレに強い個人向け国債の人気が高まった格好のようです。
スポンサーリンク
個人向け国債は10年物がお得
ちなみに、個人向け国債はその金利や解約が可能などの特徴を踏まえると、3年、5年といった短期物はあまり魅力はありません。2013年9月募集の個人向け国債の金利でも10年物を勧めている通り、基本的には10年物1択です。
冒頭にも書いたようにインフレリスクに備えることができるという点はもちろんですが、単なる運用商品とみても5年もの、3年ものと比較して運用リターンが大きいです。10年も運用できないという人もいるかもしれませんが、個人向け国債は1年たてばいつでも解約可能です。仮に5年で解約したとしても今の金利水準なら5年国債を満期まで持つより運用リターンが高い状態となっています。(参考:個人向け国債の特徴)
アベノミクスは脱デフレと2%程度のインフレを中期的に目指していることから考えても、インフレリスクもカバーできる変動金利型の個人向け国債はかなり有利な金融商品だと言えるでしょう。
ABOUT ME
スポンサーリンク