債券投資

2016年6月募集の個人向け国債の利率・金利、キャンペーン情報

nationalbond平成28年6月6日(月)~平成28年6月30日(木)に募集されている個人向け国債3商品(3年満期・5年満期・10年満期)についてそれぞれの募集されている金利情報と、ネット証券を中心に個人向け国債の購入キャンペーンを実施ている証券会社を紹介していきます。

まあ、そうはいっても、この金利状況だと金利紹介をする必要もない最低水準で金利が決まっているので金利比較記事が必要なのかどうかは微妙なんですけど……。

そもそも個人向け国債って何?

個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。

投資商品としての個人向け国債の魅力とリスク 個人向け国債と呼ばれる国債があります。 日本国が発行する債券で国が元本と利払いを保証している債券(国債)です。決して高い利...

2016年6月募集分の金利

今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。

3年固定(第73回債):0.05%(最低金利)
5年固定(第63回債):0.05%(最低金利)
10年変動(第75回債):0.05%(最低金利)

いずれも満期の国債も下限金利となっています。ちなみに、同じく個人向けの国債である「新窓販国債」については、利回りがマイナスになるという理由ですべてが募集停止となっております。

 

個人向け国債より利回りの高い個人向け社債へシフトする意味

先日「SBI債」が発行されました。こちらはSBI証券のみで独占販売されているSBIホールディングスの個人向けの社債です。毎回販売即完売となる人気の債券でしたが、こちらの利回り水準も前回と比較して大きく下がっています。

マイナス金利というものは基本的には国債だけでなく社債に対しても金利を引き下げる圧力となっているわけです。

マイナス金利の影響で、直近で起債されている社債はあまり魅力的でないものが多いように思いますので、国債の利回りが低いから社債というのはやや短絡的です。

逆に、2016年6月現在の国債利回りは10年債でも本来はマイナスです。一方の個人向け国債(10年)の利回りは最低保証の0.05%となっています。市場水準を超えたプライシングについて、この差分は国が補てんしてくれている部分と考えることができるわけです。

リスクとリターンの関係で厳密に判断すれば金利がマイナスになるものを0.05%で買える個人向け国債は逆に有利な金融商品といえるかもしれませんね。

 

個人向け国債キャンペーン

個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。

特に現在の低金利水準を考えるとキャンペーンのリターン分の方がむしろ利息よりも大きい状況になっています。おすすめのSBI証券なら最適金額を購入すれば0.2%分のキャッシュバックとなります。

積極的にオススメはしませんが、国債を買って1年で解約してもう一度国債を買うというキャッシュバックを言うけ続けるという戦略の方が有効な状況です。上手に活用してください。

 

・SBI証券
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえるキャンペーンです。50万円~100万円未満は1000円、100万円以上、200万円未満で2000円というようなキャンペーンになっているので、最適投資額は50万円、100万円、200万円、300万円、400万円といったきりのよい数字です。

たとえば、100万円を買っても150万円買ってももらえるキャッシュバックは2000円になります。最も得をできるきっかりした金額で個人向け国債を買うようにしましょう。

>>SBI証券の公式ホームページはこちら

 

以上、個人向け国債の利率・金利、キャンペーン情報でした。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。