2026年5月の個人向け国債金利とキャンペーンランキングを表すイメージ
2026年5月の個人向け国債金利とキャンペーンランキングを表すイメージ

2026年5月募集の個人向け国債は、固定5年が年1.89%、変動10年の初回利率が年1.67%、固定3年が年1.57%と、いずれも1%台半ばを超える水準になっています。安全性を重視しながら円資産を運用したい人にとって、定期預金と並んで比較したい商品です。

この記事では、2026年5月27日時点で確認できる個人向け国債の金利と、各金融機関が実施している関連キャンペーンを調査し、ランキング形式でまとめます。個人向け国債そのものの発行条件はどこで買っても同じですが、証券会社などのキャンペーンを活用すると実質的な受取額が変わる点がポイントです。

この記事の結論

  • 金利だけなら、2026年5月募集分は固定5年の年1.89%がトップ。
  • 金利上昇への追随を重視するなら、変動10年の初回年1.67%も有力。
  • キャンペーン込みでは、変動10年・固定5年を対象に現金プレゼントを行う証券会社が狙い目。
  • 100万円からなら、SBI新生銀行/SBI証券や東洋証券、みずほ証券などを比較。
  • 1,000万円以上なら、大和証券、リテラ・クレア証券、岩井コスモ証券などの還元額が大きい。

2026年5月募集の個人向け国債 金利ランキング

まずは、財務省の募集情報をもとに、2026年5月募集分の金利を確認します。募集期間は2026年5月14日から5月29日、発行日は2026年6月15日です。

順位 商品 回号 利率(税引前) 利率(税引後) 特徴
1位 固定5年 第182回 年1.89% 年1.5060465% 満期まで利率が固定。今回の3商品の中で表面利率が最も高い。
2位 変動10年 第194回 初回 年1.67% 初回 年1.3307395% 半年ごとに利率を見直し。今後の金利上昇に追随しやすい。
3位 固定3年 第192回 年1.57% 年1.2510545% 固定期間が短め。5年固定は長いと感じる人向け。

単純な利率では固定5年が1位です。一方で、変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、今後さらに金利が上がると受け取れる利子も増える可能性があります。どちらが有利かは、今後の金利見通しと資金を置ける期間によって変わります。

個人向け国債キャンペーンランキング

次に、2026年5月募集分に関連するキャンペーンを比較します。個人向け国債は金融機関によって金利が変わる商品ではありません。そのため、実質的な差は「現金プレゼント」「対象金額」「対象年限」「新規資金の条件」「申込方法」で生まれます。

順位 金融機関・キャンペーン 主な特典 対象・注意点
1位 大和証券
ダイワで5月の個人向け国債キャンペーン
1,000万円で最大16,000円、以降100万円ごとに最大1,600円追加 10年債・5年債が対象。対象金額は購入額から一定期間の売却額を差し引いて計算。1,000万円以上向け。
2位 リテラ・クレア証券
個人向け国債入金買付キャンペーン
変動10年は100万円で1,400円、1,000万円で16,000円、以降100万円ごとに1,600円追加 固定3年・固定5年・変動10年の購入が対象だが、確認できるプレゼント表は変動10年。100万円以上の新規資金入金が条件。
3位 東洋証券
個人向け国債キャンペーン
変動10年は1,000万円で14,000円、固定5年は1,000万円で11,000円 100万円以上の入金・買付が対象。変動10年債・固定5年債のみで、固定3年は対象外。
4位 みずほ証券
5月の個人向け国債キャンペーン
対象金額100万円以上で現金プレゼント。上限なし 10年債・5年債が対象。3年債は対象外。申込不要で自動対象になる点が使いやすい。
5位 岩井コスモ証券
春の個人向け国債キャンペーン
1,000万円で変動10年14,000円、固定5年11,000円。上限50万円 対面・コール専用。ネット取引は対象外。4月・5月・6月募集分が対象。
6位 SBI新生銀行/SBI証券
個人向け国債購入+SBIハイパー預金キャンペーン
条件達成で現金3,000円 SBI証券で個人向け国債を合計100万円以上購入し、SBIハイパー預金の新規開設や残高条件などを満たす必要あり。
7位 安藤証券
個人向け国債キャンペーン2026年4月〜6月
対象金額に応じて現金プレゼント。上限なし 変動10年・固定5年を新規入金資金で300万円以上買付。対面取引限定。

1位:大和証券は1,000万円以上の高額購入向け

大和証券の「ダイワで5月の個人向け国債キャンペーン」は、5月募集の個人向け国債のうち10年債・5年債を対象に現金プレゼントを行うキャンペーンです。公式PDFでは、1,000万円購入時に最大16,000円、以降100万円増額ごとに最大1,600円追加、1億円なら最大160,000円の例が示されています。

対象金額は、購入金額から2026年5月1日から6月11日の期間に売却された個人向け国債の額面金額を差し引いて計算されます。大きな資金を動かす人に向いていますが、1,000万円未満の購入では対象外になりやすい点に注意しましょう。

2位:リテラ・クレア証券は変動10年の還元率が高い

リテラ・クレア証券の個人向け国債入金買付キャンペーンは、100万円以上の新規資金で個人向け国債を買い付けると現金プレゼントの対象になります。変動10年の場合、100万円以上200万円未満で1,400円、1,000万円で16,000円、以降100万円増額ごとに1,600円追加です。

100万円から対象になるため、少額寄りでも候補になります。固定3年・固定5年もキャンペーン対象とされていますが、公式ページ上で具体的なプレゼント表が確認しやすいのは変動10年です。固定5年を買う場合は、事前に担当者へ確認しておくと安心です。

3位:東洋証券は100万円から対象、固定5年もわかりやすい

東洋証券の個人向け国債キャンペーンは、変動10年債・固定5年債を100万円以上入金のうえ買い付けた人に現金をプレゼントする内容です。5月の募集期間は2026年5月14日から5月29日までです。

プレゼント額は、変動10年なら1,000万円で14,000円、固定5年なら1,000万円で11,000円。以降100万円ごとに変動10年は1,400円、固定5年は1,100円追加されます。固定5年を選びたい人にとって、金利年1.89%に加えてキャンペーンを狙いやすい金融機関です。

4位:みずほ証券は申込不要で使いやすい

みずほ証券の個人向け国債キャンペーンは、2026年5月募集の10年債・5年債を100万円以上購入した個人が対象です。キャンペーン申込は不要で、対象期間中に条件を満たせば自動的に現金プレゼントの対象になります。

公式ページでは「プレゼント金額上限なし」とされています。3年債は対象外なので、キャンペーンを狙うなら変動10年か固定5年を選ぶ必要があります。既にみずほ証券を使っている人には検討しやすい選択肢です。

5位:岩井コスモ証券は対面・コール専用で1,000万円以上向け

岩井コスモ証券の春の個人向け国債キャンペーンは、2026年4月・5月・6月募集分の個人向け国債が対象です。1,000万円以上の購入で、変動10年は14,000円、固定5年は11,000円がプレゼントされ、以降100万円ごとにそれぞれ1,400円、1,100円が追加されます。

ただし、対象は対面取引・コール取引のみで、ネット取引は対象外です。プレゼント上限は50万円で、キャンペーン期間中の中途換金・出庫額が差し引かれる点にも注意してください。

6位:SBI新生銀行/SBI証券は100万円購入で3,000円を狙える

SBI新生銀行とSBI証券のキャンペーンは、個人向け国債の購入だけでなく、SBIハイパー預金の新規開設などを組み合わせた内容です。キャンペーン期間は2026年5月14日から8月31日までで、条件達成により現金3,000円がもらえます。

条件は、エントリー、SBIハイパー預金の新規開設、SBI証券で個人向け国債を合計100万円以上購入、2026年8月31日時点でSBIハイパー預金残高10万円以上などです。1,000万円以上の大口購入では他社キャンペーンの方が還元額は大きくなりやすいですが、100万円前後なら比較しやすい内容です。

7位:安藤証券は対面取引で300万円以上が対象

安藤証券の個人向け国債キャンペーン2026年4月〜6月は、変動10年・固定5年を新規入金資金で300万円以上買い付けることが条件です。固定3年は対象外で、対面取引のお客さまに限定されています。

プレゼント金額に上限なしとされており、大口資金向けの候補になります。ただし、ネットで完結させたい人や100万円単位で試したい人には、他社の方が使いやすいでしょう。

どれを選ぶ?目的別おすすめランキング

金利だけで選ぶなら:固定5年

2026年5月募集分の金利ランキングでは、固定5年が年1.89%でトップです。5年間この水準を固定できるため、「今の高めの金利を確保したい」「少なくとも5年は使わない余裕資金がある」という人に向いています。

金利上昇に備えるなら:変動10年

変動10年は初回利率こそ年1.67%で固定5年を下回りますが、半年ごとに利率が見直されます。今後さらに長期金利が上がると考えるなら、変動10年の方が使いやすい場面があります。キャンペーン対象としても、変動10年は現金プレゼント額が高く設定されることが多いです。

期間を短めにしたいなら:固定3年

固定3年は年1.57%で、今回の3商品の中では最も低い利率です。ただし、満期が2029年6月15日と短めなので、5年や10年は長いと感じる人には選択肢になります。注意点として、今回調査した主要キャンペーンでは固定3年が対象外のケースが多く、キャンペーン重視なら不利になりがちです。

100万円前後でキャンペーンを狙うなら

100万円前後なら、SBI新生銀行/SBI証券の3,000円キャンペーン、東洋証券、みずほ証券、リテラ・クレア証券が比較対象です。ただし、SBI新生銀行/SBI証券はSBIハイパー預金の新規開設など条件が多いため、既に条件を満たせるか確認しましょう。

1,000万円以上なら

1,000万円以上の大口資金なら、大和証券、リテラ・クレア証券、東洋証券、岩井コスモ証券、みずほ証券を比較したいところです。とくに変動10年はキャンペーン還元額が大きくなりやすいため、固定5年との金利差だけでなく、現金プレゼント込みの実質利回りも見ておきましょう。

個人向け国債を買う前の注意点

  • 金融機関で金利は変わりません。個人向け国債の発行条件は共通です。差が出るのはキャンペーンや使い勝手です。
  • 発行後1年間は原則中途換金できません。生活防衛資金や近いうちに使う予定のお金は避けましょう。
  • 中途換金では調整額が差し引かれます。原則として直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。
  • キャンペーンは対象外条件が多いです。固定3年は対象外、既存保有分の売却額を差し引く、新規入金のみ、対面限定などの条件があります。
  • 現金プレゼントは課税対象になる場合があります。金額が大きい場合は税務上の扱いも確認しましょう。

個人向け国債の基本的な仕組みやメリット・デメリットは、Money Lifehackの個人向け国債のメリット・デメリットと金利を徹底解説や、個人向け国債のおすすめはどれ?3年・5年・10年の違いと選び方も参考になります。

まとめ:2026年5月は固定5年が高金利、キャンペーンは変動10年が強い

2026年5月募集の個人向け国債は、金利だけを見ると固定5年の年1.89%が最も魅力的です。一方で、今後の金利上昇に備えたいなら、変動10年の初回年1.67%も十分に検討対象になります。

キャンペーン込みで見ると、変動10年・固定5年を対象に現金プレゼントを行う証券会社が多く、特に1,000万円以上の購入では還元額の差が大きくなります。少額なら100万円から対象になるキャンペーン、大口なら1,000万円以上で還元率が高いキャンペーンを比較しましょう。

ただし、個人向け国債は短期の出し入れには向きません。1年以上使わない余裕資金で、定期預金や普通預金、個人向け国債をバランスよく組み合わせるのが現実的です。

ABOUT ME
高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。