平成28年1月7日(木)~平成28年1月29日(金)に募集されている個人向け国債3商品(3年満期・5年満期・10年満期)についてそれぞれの募集されている金利情報と、ネット証券を中心に個人向け国債の購入キャンペーンを実施ている証券会社を紹介していきます。
金利はさらに低下しており、3年債、5年債は引き続き最低水準、10年債も0.17%と大きく低下しています。安全資産としての価値は認めますが、この金利じゃあね…。という感想です。
そもそも個人向け国債って何?
個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。
2016年1月募集分の金利
今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。
3年固定(第68回債):0.05%(最低金利)
5年固定(第58回債):0.05%(最低金利)
10年変動(第70回債):0.17%(前月比-0.05%)
3年物、5年物は法定最低金利、10年国債は過去最低を割ってきました。
3商品とも現在の状況を考えると投資する価値は極めて低いと言わざるを得ない状況です。市場金利が大きく下がっているという状況を考えるといたしかたないとはいえ、10年債でネット銀行などの定期預金などの金利に負けているという状況はあまり良いものとは言えないでしょう。
ちなみに「イオン銀行」の3年満期の定期預金金利は0.3%です。1年満期でも0.20%が付きます。
預金ならリスクはゼロ(1000万円+利息までは保護)されるわけですから、こちらの方がお得と言えるでしょう。
もっとも、変動10年は変動金利の特徴からインフレリスクに強いという面はありますので、安全に確保したい資産の一定割合を変動10年で運用する方法というのはアリです。
個人向け国債キャンペーン
個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。
・SBI証券 (詳細)
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえる。金額対によってもらえる金額が変わるのできっかりの金額での投資がお勧め。最大還元率0.20%となります。10年個人向け国債の金利よりもこっちの方が高い(笑)