ローン・融資

2018年4月 住宅ローン金利比較ランキング

2018年4月の住宅ローン金利について、金利の安いネットバンクを中心にローン金利をランキングしていきます。

※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。また、固定金利住宅ローンの金利優遇については「一定期間タイプ」の優遇金利を元に掲載しております。なお、団信別、保証料が必要な銀行については金利横に注記を入れております。

 

変動金利住宅ローンランキング

ながらく動きがないですね。順位も変動なしです。各行ともに目立つ金利なので金利競争がすごいですね。0.457%が最も安く、ついっで0.57%(イオン銀行)、0.60%(新生銀行)といったようになっています。

1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.457%
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.457%
1位:じぶん銀行住宅ローン 0.457%

※住信SBIネット銀行は頭金20%以上の場合の金利水準

 

固定金利住宅ローンランキング

先月と比較して住宅ローン金利の指標とものなっている長期金利が0.045%で安定したこともあって金利は長期分を中心にやや引き下げとなっています。

 

5年固定金利編

金利の割引率はもっとも高く、変動金利以下の金利になることもあります。一方で固定期間は当初のみ(5年間のみ)となり、それ以降は金利の優遇が小さくなります。超短期で返済を考えている方向け。

1位:イオン銀行 住宅ローン 0.50%
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.51%
3位:じぶん銀行住宅ローン 0.53%

 

10年固定金利編

固定金利としては標準的に利用されることが多い、スタンダードな固定金利タイプです。

1位:じぶん銀行住宅ローン 0.61%
2位:イオン銀行 住宅ローン 0.69%
3位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.74%

 

35年固定金利編

全期間を固定金利にして金利変動リスクを抑えたい方に向く金利タイプですね。

1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.27%
2位:フラット35(住信) 1.35%(団信込プラン)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.420%

 

※ソニー銀行の金利は10%以上の頭金を入れた場合の金利となっております。なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を 上乗せしております。また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。

 

<<フラット35Sについて>>
省エネなどの基準を満たしたフラット35S対象物件の場合には、5年または10年間、上記金利より金利が-0.3%されます。基準を満たす必要はあります が、満たせる住宅であればかなり有利に住宅ローンを組めます。なお、フラット35Sについては年間の予算がありますのでご注意ください。

※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の事務手数料や保険(団体信用生命保険)、その他サービス内容なども参考にしてみてください。

 

2018年の住宅ローン金利の今後の動向予想

日銀によるマイナス金利政策は住宅ローン金利を異次元の低金利状態に押し下げております。

そんなマイナス金利政策がいつまでも実行されるかはわかりません。日銀についてもどこかの段階で“出口”を考えるようになるはずです。そうなってくると金利水準についてもいつかは上昇に転じる可能性が高いと思われます。

そうなってくると、今からローンを組む人はこれからの金利上昇リスクに備えておくべきだと思いますし、ローンの借り換えを考えている方は早めに乗り換えをするというのがベストな選択肢になりそうです。

ここ数カ月で大きく変動するとは思えませんが、年単位で考えていくと住宅ローン金利は上昇傾向を見せることになると予想します。

ABOUT ME
高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。