2015年7月(7月6日~7月31日)に募集される個人向け国債の金利が決定しました。個人向け国債の基準金利となる長期金利は一時期の最低水準からやや上昇傾向にあり、前回よりも金利が上昇しています。10年変動については0.34%とネット銀行の定期預金よりは高い水準にまで回復しています。個人向け国債の証券会社キャンペーンなども活用すれば、それなりの価値も出てくるのではないかと思います。
そもそも個人向け国債って何?
個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。
2015年7月募集分の金利
今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。
3年固定(第62回債):0.05%(最低金利)
5年固定(第52回債):0.09%
10年変動(第64回債):0.34%
金利水準について3年の最低金利は論外です。
5年固定についても、「イオン銀行」の普通預金金利が0.12%と倍以上の金利を付けており普通預金なので当然元本保証でいつでも出金可能という魅力を考えると投資する価値はゼロに近いでしょう。
10年タイプについては変動金利ということから、将来の金利上昇リスクに安全に備えたいというニーズには唯一応えられる金融商品かなと思います。金利は0.34%と、2015年7月のネットバンク定期預金ランキングの上位よりやや高いとい金利水準となっています。
10年タイプは変動金利によるインフレリスクに対するヘッジとしての価値もあるため、一部の資金を10年個人向け国債で運用すると言うのは間違っていないと思います。
個人向け国債の投資キャンペーンについて
個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。
・SBI証券 (詳細)
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえる。金額対によってもらえる金額が変わるのできっかりの金額での投資がお勧め。最大還元率0.20%となります。
仮に10年国債(0.34%)でこのキャンペーンを活用すれば、0.54%相当の運用ができることになります(初年度のみ)