2017年5月1日時点の住宅ローン金利を比較していきます。2017年4月に大手行(都市銀行)が住宅ローン金利を大幅に引き上げたこともあって、今月は連れ高を心配していましたが、ネット銀行系の住宅ローン金利は引き続き低いままとなっています。
今月は各銀行で引き上げに動いた銀行、引き下げに動いた銀行とまちまちとなっています。
※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。また、固定金利住宅ローンの金利優遇については「一定期間タイプ」の優遇金利を元に掲載しております。なお、団信別、保証料が必要な銀行については金利横に注記を入れております。
変動金利住宅ローンランキング
住信SBIネット銀行が金利引き下げ、新生銀行が引き上げてランク外となりました。
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.477%(-0.02%)
2位:じぶん銀行住宅ローン 0.497%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.499% (+0.00%)
※住信SBIネット銀行は頭金20%以上の場合の金利水準
固定金利住宅ローンランキング
先月に続きソニー銀行は金利引き下げに動きました。他の銀行は期間によって引き上げ、引き下げとまちまちな動きとなっています。
5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.47%(+0.00)
2位:じぶん銀行住宅ローン 0.52%(-0.02%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 0.791%(-0.047%)
10年固定金利編
1位:じぶん銀行住宅ローン 0.52%(+0.02%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.61%(+0.05%)
3位:イオン銀行 住宅ローン 0.69%(+0.10%)
35年固定金利編
1位:フラット35(住信) 1.06%(-0.06%)・・団信加算後:1.36%
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.31%(-0.05%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.370%(-0.115%)
※ソニー銀行の金利は10%以上の頭金を入れた場合の金利となっております。なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を 上乗せしております。また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。
<<フラット35Sについて>>
省エネなどの基準を満たしたフラット35S対象物件の場合には、5年または10年間、上記金利より金利が-0.3%されます。基準を満たす必要はあります が、満たせる住宅であればかなり有利に住宅ローンを組めます。なお、フラット35Sについては年間の予算がありますのでご注意ください。
※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の手数料やサービス内容なども参考にしてみてください。
今後の住宅ローン金利の予想について
銀行に対しては主にカードローン分野ですが、過剰な貸し付けについて規制当局からのヒアリングが入っている模様です。そうしたことが影響しているのかわかりませんが、貸出に対して銀行がやや慎重姿勢を見せているような部分も感じています。
どれくらい影響するかどうかは不明ですが、貸し出しに対してやや引き締め傾向が出てくるかもしれません。今後の動きに注目していきたいです。