2013 年6月4日調査時点での各銀行の住宅ローンの金利を比較しています。6月は先月に長期金利(国債10年もの利回り)が大きく上昇したこともあって、特に長期固定金利を中心に金利が大きく上昇しています。先月に続き、大手都市銀行やネットバンクなどでも住宅ローン金利の引き上げに動いている模様です。一方の変動金利については前月を維持と低金利が続いています。
※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利タイプでは前月も1位だったソニー銀行が金利を維持、変動金利については先月と動きはありません。安い水準ですね。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.799%(+0.00%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.865%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 0.98%(+0.00%)
固定金利住宅ローンランキング
固定期間が長期のものほど金利が上昇しています。個別銀行では金利水準を据え置いたイオン銀行が相対的に魅力的な水準となっているようです(35年固定は提供しておりませんが)。
5年固定金利編
1位:イオン銀行 住宅ローン 1.000%(+0.00%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.06%(+0.2%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.28% (+0.229%)
10年固定金利編
1位:イオン銀行 住宅ローン 1.25%(+0.00%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.53%(+0.35%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.692%(+0.286%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 2.08%(+0.22%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 2.44%(+0.35%)
3位:ソニー銀行住宅ローン 2.539%(+0.105%)
金利が安かった住信SBIネット銀行の金利上昇幅が他と比較して大きいように感じますね。
住宅ローンの指標として利用される「長期金利」は先月波乱含みとなりました。金融緩和政策は引き続き実施されているわけですが、株高によって債券(国債)を売って株を買う流れが強まり、長期金利が上昇し、一時は1%に迫る付近にまで上昇しました。
過去1年程度のスパンでみると決して高すぎるというところまでは進んでいませんが、ちょっと怖いところがあります。
今後の住宅ローン金利タイプの選び方
あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。
固定金利は上昇を始めましたが、いまだに長期固定金利でも2%程度と高すぎる水準とまではなっていません。
しかしながら、現在の状況で長期金利がさらに上を目指していくとも短期的には考えておりません。
新規の住宅ローン契約であれば固定金利をおすすめしますが、変動金利から固定金利への借り換えを検討している形については今すぐ決断する必要もないかもしれません。